朝日新聞 今日の見出し 7月19日~20日
今日も朝日新聞の見出しに、言葉の変遷を探してみました。
赤が現在緑が昔とお考え下さい。
何故朝日新聞の見出しを取り上げているかというと、現在購読しているから、という単純な理由です。
我が家では、朝日新聞と読売新聞を3ヶ月おきに替えて購読しているので、そのうち読売新聞の見出しを取り上げることになる予定です。
もっと大きな言葉の変化はテレビのテロップに見ることができます。
こちらは、変化、というよりも、間違い、といいたい表現が結構あります。
時間があったら取り上げてみたいと思っています。
今日は次の4例です。
例1) 7月19日 朝日新聞 5面
健全化法重圧「余力ない」
↓
健全化法重圧「余力なし」
例2) 7月19日 朝日新聞 8面
自・民「政策大差ない」
↓
自・民「政策大差なし」
例3) 7月20日 朝日新聞 2面
公約の実現へ緊張感 「応えないと失望大きい」
↓
公約実現への緊張感 「応えないと失望大」
例4) 7月20日 38面 週間朝日の宣伝
フジテレビ あの有名アナがセクハラで処分
↓
フジテレビ あの有名アナをセクハラで処分
この「が」の使い方は現在一般的になっています。
(・・・「が」が多用されています。)
朝日新聞 7月16日~18日 見出し
毎日書くつもりが、なまけてしまいました。
早速、格助詞その他の言葉の使用方法の変化の例を次にあげます。
例1
7月16日 朝日新聞 1面
「日新製鋼をグループ化
新日鉄方針 ステンレス事業強化」
以前なら次のような見出しになっていたのではないかと思います。
不勉強なので、「グループ化」という言葉がなにを定義しているのか知りません。
記事を読むと持株比率を20%に引き上げるとの事でした。
記事を読んで、私が理解できた範囲で見出しを書き換えてみました。
「新日鉄 日新製鋼 提携強化
ステンレス事業強化を狙う」
例2
7月17日 朝日新聞 1面
「両院総会 見送りへ
自民執行部 議決ない懇話会に」
以前は、「議決ない」という表現は、話し言葉にも書き言葉にもなかったと思います。
昔風に書き換えれば、
「両院総会見送り
自民執行部 議決権なしの懇話会に」
とでもなると思います。
例3
7月18日 朝日新聞
国際面(9面)
イラン・ラフサンジャニ元大統領
「選挙には疑念
拘束者釈放を」
「選挙には疑念」と表現すると、いくつかの対象があって、そのうち選挙には疑念がある、という事になります。
・・・私の今まで読んできた文章だと・・ですが。
そこで、以前だと、「は」は不要です。というよりも誤解を与えるので、誤用に近かったと思います。
しかし、最近はよくこのような表現を見かけます。
ということで、
イラン・ラフサンジャニ元大統領
「選挙に疑念
拘束者釈放を」
となります。
記事のなかでも、「多くの国民が選挙結果に疑念を抱いている」と書かれています。
今日の記事についてはまた明日。
きょうの見出し 朝日新聞
「がが多用のの誤用」です。
日本語の変化を記事にするブログです。
今日の朝日新聞の一面
退陣阻止狙った民主・・「自民が信任」演出
以前だと、退陣阻止狙った民主・・「自民の信任」演出 だと思います。
何時頃からかはわかりませんが、「の」に替わって「が」が多用されるようになりました。
今まで全くとりあげられたいませんが、「が」、「の」、「は」等の格助詞の用法が少しずつ変わってきています。
このブログでは、テレビのテロップや新聞記事に使われている格助詞で、気になる用法を取り上げていきます。
それでは、また明日。