14日、バリ島の東にあるレンボンガン島の近くでダイビングをしていた日本人女性7名が行方不明になりましたが、3日後に5名が救出され、さらに翌日1名が遺体で発見されました。


※3月16日、残る1名の方の遺体も発見されました。


無事を喜ぶと共に、お悔やみを申し上げます。


事故の発生状況は14日午前、スタッフ2名、ゲスト5名(インストラクターが1名いた?)の7名と船長がボートでバリ島の沖合いに移動し、レンボンガン島付近でドリフトダイビングを開始。午後1時頃に3ダイブを開始し行方不明に。


17日午後、行方不明になった現場から南東に約20kmのヌサペニダ島近くで4名を無事に発見。その後、さらに1名を無事に発見。


18日午後、行方不明になった現場から西に約35kmのスリガン島沖合で1名の遺体を発見。


20日、船長が業務上過失致死傷容疑で逮捕拘束されました。


漂流開始後はウエイトは廃棄。互いに手を取り合ったりBCを紐でくくりつけたりはぐれないようにして、流れてきたココナッツや雨水で乾きを癒してたそうです。


15日午前に近くを通ったタグボートに救援を求め、全員で近づくが無理があったので、スタッフの1名が代表で移動。しかしタグボートに追いつけず、さらにグループにも戻れなくなり、17日にビーチで動けなくなっているところを発見され救助。


残った6名は15日夕方にヌサペニダ島の岩場に近づきタンクを捨て、スタッフが水中から1人ずつ岩場に押し上げたが、4人を上げて最後の1人を上げようとしたときに大きな波が押し寄せて、2人が流されてしまったそうです。


岩場に上がった4名は17日に救助。流されたゲストは18日に遺体で発見。同じく流されたスタッフは翌月16日に遺体で発見されました。


単純に船長が悪いのでしょうか?ダイバーが吐く泡を見失ってしまった。天候不良で視界が悪く浮上したダイバーを見つけれなかったのは大きな原因ですが、少し潜水計画に無理があったのでは?と思われるところもあります(最終日の3本目に普段から流れが強いポイントにするとか、7名もいるドリフトなのにフロートが2つしかないとか…)救出された現地スタッフとゲストの証言も食い違いがあり、情報が錯綜していて確かなことは分かりません。


事故状況が精査され再発防止になるように願います。


ドリフトダイビング、楽しいんですけど…リスクが高く、最近はしないとこが増えてきてますね。


2014年7月26日追記…船長に懲役3年の有罪判決が下りました。


広島ダイビングサークル『AQUA GATE HIROSHIMA』

『八幡浜海洋公園ダイビングセンター AQUA GATE』