作業終了後、移送の言い渡しを受けた。

日にちは、来週1月30日(月)・・・2月1日で、ちょうど2ヵ月

経つなぁ~と考えていた矢先の出来事だったので、ちょっと驚いた目

とりあえず、どこに行っても早く出所できるようにがんばろうグー

ただ毎日を ぼ~として過ごすのではなく、一日一日を勉強し

意味のある毎日を過ごしていこう ・・・














辛く厳しい規則だらけの生活に放り込まれた。

入所したての頃は、家族や恋人、友人との面会・手紙など 

すべてに対しひどく制約を受ける。

こういった外の世界との交流を極端に制限するのは、

罪を犯した人達の内面を徹底的に改め直させるためだ。

心が汚れ腐っていたから罪を犯した・・・

心の汚れは今までの生活環境に汚染されたからだ。

腹をくくって覚悟していたものの、中での生活は辛く厳しかった。

細かい規則やルールが体の動きまでも縛り付ける。

ほんとに辛かったのは、屈辱感を味わい自分との戦い・・・拒否はできない。

自分の気持ち、意識を無理にでも捻じ曲げて、耐えるしかなかった。

そこで出来た友達は、同じ厳しさに耐えているという仲間意識や

連帯意識がある・・・そして親しみが産まれる。






























緊張の糸がプツリと切れた・・・ 気が緩んでしまった。

注意を受けないよう気をつけていたのに注意を受けてしまった。

原因は、プロレスドンッ 何人かで話が盛り上がりプロレスマニア

の一人が技をかけ始め盛り上がりはMAXアップ

僕はそれを見て興奮しカウントを取り始めた・・・ ワン、ツー

「コラーッパンチ! 何やってんだお前らー」と看守の怒鳴り声

カウントは、ツーのまま 全員ビクッとして固まった・・・

もちろん全員部屋から出され取調室に別々に連れていかれた。

刑務所でのこういった行為は、いじめだとか暴力と勘違いされ

厳しく調べられお叱りを受ける。 へたすりゃ懲罰 そして独房・・・

取り調べが終わり看守から「外で待ってくれている人はいるのか?」

と聞かれ「はいっ」と答えた。 「だったらがんばって一日でも早く

出れるよう努力しろっ」と言われ、瞬間的に外での記憶がよみがえり

胸が苦しくなり潤んでしまった。どうしょもない自分に腹がたった。

色々な事を考え反省しながら布団に入り、溜息をついて 目をつむった・・・