「今、児童養護施設でⅡ」

 今や、向精神薬は、子供と高齢者に多く投与されているのが現状
です。子供の場合は、児童養護施設のみならず、児童相談所でも、
「家に帰りたい」と泣き叫ぶ子供達をおとなしくさせるために、ご
飯に混ぜて投与され、施設担当の精神科医が、「発達障害」「多動
性障害」「幼児性双極性感情障害」「アスペルガー症候群」「統合
失調症」などの病名をつけ、堂々と行われています。単に、問題行
動を起こさせなくするため、おとなしくさせるためにだけという名
目で・・・。

 「発達障害」をはじめ、果たしてそれが個々の子供の病気である
のかどうか?

 実は、親の養育態度にこそ、一番大きな原因があるにもかかわら
ず、子供の個性に立ち向かうこともしないで安易に子供を薬漬けに
し、子供の健全な成長をゆがめ、いじめや、自殺、引きこもりなど
の状態を生んでいると断言せざるを得ません。

 子供達をゆがめ、自殺までかりたてているのは、非常識きわまり
ない親であり、大人です。

 そして、最も弱い立場に置かれている、児童養護施設や児童相談
所の子供達こそ、最大の被害者です。
 
 少し前までは、これほどの多種類の精神病があったのでしょうか


うつ病や双極性感情障害などの罹患比率も、年々、増えているの
はなぜでしょうか?

 そこにあるのは、専門化・細分化を進めてきた西洋から導入して
きた近代科学の当然の結果(限界)という側面もありますが、病名
を多く作ることによって、暴利を得る製薬会社及び、精神科医、精
神病院、「抗うつ薬の副作用はない」とする精神医学会の主張を鵜
呑みにし、全く現状把握をしようとしない行政、厚生労働省の怠慢
という構図があります。

厚生労働省の幹部の中には、精神医療団体
との関係者もおり、日本うつ病学会の会長自らが、製薬会社から莫
大な資金援助を受けているのです。

 年間3万人の自殺者(16年連続)、200万人とも言われるう
つ病の通院患者、10年以上の精神病院入院患者10万人、昨年の
精神病院での薬物中毒死2035人という現実は、誰が引き起こし
たものなんでしょうか?

 向精神薬の薬害が、これほどはっきりしていても、薬を飲み続け
なければならないのでしょうか?

 昨年、私は、主治医から「あなたに効く薬はなかなか、ないんだ
よなあ」と、1日約20錠4種類もの向精神薬を乱処方され、1ヶ
月ごとに躁状態とうつ状態を繰り返し、自分の将来に絶望したこと
が度々ありました。

 今年の3月に、親戚の紹介で、仙台の中国人の漢方医を紹介され
受診した時に、開口一番、「森山さん、あなた、高校の先生。自己
コントロール大丈夫。病気でも何でもない。今、すぐ、この薬を止
めなければ、あなた、早く認知症になってしまいます。」と言われ
たことと、又、その直前に、「これから、どうやって生きていけば
いいのか、何が出来るのか、何をしなければならないのか?」と、
3日連続徹夜を含めて、ある種の限界状況の中、自分自身の、それ
までの「日本一の高校教師」という長く強い「こだわり」にようや
く気づき、それを捨てることを決意したことから、断薬しました(
現在、断薬して80日しか経っていません)。

 それから、10年ぶりの本来の自分を、ようやく取り戻し、宮古
市の仮設住宅での慰問コンサートやチャリテイーコンサートを今日
で15回実施してきました。本当に、私は、「双極性障害Ⅱ型」(
躁うつ病)だったのでしょうか?
 
 今、執筆している2冊のうちの一冊のタイトル「冤病-躁うつ病
と診断されて」は、明らかな誤診への抗議を込めてつけたタイトル
です。

 何度も言いますが、精神科の診断はあくまでも、マニュアルに沿
って主観に基づくもので、なんら科学的な根拠がないのです。80
年前、精神科医は、一様に「医者もどき」とも言われていたのです


 福島県のある方から、震災で、心に大きな傷を負った方々に対し
て、現地の精神科医達は、一様にPTSD(心的外傷後すと)と診
断し、ここでも向精神薬を乱処方した結果、孤独死や自殺が増加し
ているという情報が寄せられています。

 阪神淡路大震災での、2年目以降の現状・・孤独死や自殺の増加
と全く同じ状況の繰り返しなのです、明らかに、精神科医・製薬会
社の次のターゲットは、被災地に向けられているのです。

 私に言わせれば、心療内科・精神科医・製薬会社は、結果的に、
組織的な殺人行為を行っていると同じだとも言えます。

 もう、私たち全員、現在の、向精神薬にしか頼れない精神医療に
対して、明確に「NO」を突きつける時期に来ていると思います。

拡散希望 (森山 豊明 さんより)