環境計量証明業という業種があります。

 

ご存知ですか?

まぁ、レアな職業だと思いますので、なかなか知ってる人は

いないでしょうね~。

 

という私自身、この仕事に就くまでこんな職業があるなんて

知らなかった一人です。

 

昭和30年代の日本は・ ・ ・

昨日、来月から新元号の『令和』がスタートって書いたばかりなのに

なんだかめちゃくちゃ古い話をしているみたいですね。

 

本題に戻って、昭和30年代の日本は高度成長期ともいわれ

産業・工業が盛んに飛躍していった時代です。

で、その華々しい裏側として、公害問題が大きくなっていった時代でもあります。

 

工場からの排出ガスで、空気が汚れ、排水で川や海が汚れていきました。

魚を取って生計を立てている漁師さんたちには死活問題でもあったと思います。

健康被害も数多く取りだたされるようになりました。

で、これではだめだということで、工場からの排ガス、排水に

規制をかける国の法律が定められました。

これが「公害対策基本法」(s42.8)です。「大気汚染防止法」(s43.6)、

「水質汚濁防止法」(s45.12)騒音、振動、などと増えて7大公害といわれるようになりました。

 

その前の昭和30年代にも大気汚染や水質汚濁防止に関したの法律はあったのですが、

あまり機能していたとも言えず、国としての統一された規定と

いうと やっぱりここからかなと思います。

 

昭和46年には環境庁が制定され、国を挙げて公害問題にとり組んでいこう

といった姿勢がみられるのでしょうか。

 

そして、昭和49 年(1974 年)の計量法の改正が行われ、計量証明の事業に「濃度,騒音

レベルその他の物の状態の量で政令で定めるものの計量証明事業」が追加
され,計量士制度に環境計量士が新設されることになりました。

 

そう、環境計量証明業なんです。環境分析事業ではなくて、計量証明業なのです。

わたしは、初めてこの世界に入ったときに

え----っ、そんな仕事があるんだぁ、と驚いたことを覚えてます。

 

 

ここまで、読んでくださってありがとうございました。

眠たくなってきましたので、続きはまた次回に。