withは利用者数が多く、

マリッシュ(再婚者向けマッチングアプリ)を

使っていた時に感じた、

『同じ人ばかりが検索に上がってくる…』

ということがあまりなく、

兵庫県内だけでも条件に合う人が

たくさんいました。


ただ、初婚の方ばかりで再婚者は

敬遠されているのか、

マリッシュの時のように、

いいねの嵐

というわけではなかったのと、

マッチングしてメッセージしても、

「結婚というより、彼女が欲しくてやっている」という方が多かったのです。

 

 

そんな中、

12歳上の経営者の方からのいいね!

 


『シングルファザーで育てた息子が最近巣立ち、これからは自分の人生をパートナーと歩いていきたいと思っています』

というプロフィール文に、

責任感のある人なんだろうな

と惹かれてマッチングしました。

 


その方は植木職人で、

名前は『ヒゲさん』とお呼びしましょう。


話してみると、車で15分という

めちゃくちゃご近所さんだったので、

とりあえず会ってみよう


となり、私の仕事に合わせて

職場の近くまで会いに来てくれました。

 

 


外仕事なので真っ黒に日焼けしていて、

ヒゲが印象的なガテン系のがっちり男性。

 


若くしてできた子供を、

離婚して引き取って育てながら働いたこと、

弟子入りした植木屋さんを譲り受けて、

今は自分が経営していること、

最近子供が就職して家を出たから、

新たに家族を持ちたいと思ったこと

などを話してくれたヒゲさん。


 

経営者なのもあるのか、

自信や余裕のある話し方をする人だな

というのが私の印象でした。

 

 

私からも、離婚の経緯やこれまでの恋愛、

結婚への思いをヒゲさんに伝えたところ、

「はるさんのことも、娘さんのことも、愛して守り切れる自信が俺にはあるよ。

もうはるさんは1人で頑張らなくていいし、俺なら楽させてあげられる。

結婚を前向きに考えながら付き合ってみない?」

 

 

と、ずっと憧れていた言葉をくれたのです。

 


今すぐは恋愛感情を持てなくても、

ヒゲさんの生き方はとても尊敬できるな

と思ったので、お付き合いを決めました。

 

 

 

約20年間、

仕事と子育てだけだったヒゲさん。

 

久し振りの恋愛に戸惑うようで、

手をつなぐだけでも照れるし、

「女の子はどうしたら喜ぶ?俺、変なことしてないか?」

とよくソワソワしながら聞いてきて、

やや強面で、10歳以上も歳が離れている男性らしからぬ感じが、かわいいなと思っていました。

 

 

最初に言った言葉通り、結婚についてもいろいろ考えてくれているようで、

娘が小学校に上がる前のタイミングで結婚するのがいいんじゃないか、

仕事が大好きで全力でやりたいから、家にいるときはリラックスできるように協力してほしい、

家は○○あたりに建てるのはどうか…

 

とよく相談してくれていました。

 

 



付き合って1か月たつ頃、

ドライブデート中、

私からも結婚についての相談をしました。

 


「結婚するとき、苗字をどうするかで悩むことがあって…

離婚して娘を私の姓にするのも色々大変だったのに、再婚でまた名前を変えてしまうことになる。

添い遂げるつもりで結婚するけど、また

もしも のことがあったら娘を振り回すことになるのが不安で…

ヒゲさんの考えもあるだろうからこれは相談なんだけど、私の姓になるっていうのは考えられないかなぁ?

 

 

 


この言葉に、ヒゲさんぶち切れ。

 

「お前は養ってもらう身で、苗字まで俺に捨てろと言うんか?頭おかしいやろ。

それに、結婚に覚悟もてんやつとはやっていけん。」

とすごい剣幕。

 

「そういう事じゃない。

娘を自分の結婚で振り回すことが心配で、不安に思ってることを知ってほしかった。

私の姓になってくれたらとは思うけど、ヒゲさんがどう思うかっていうのをまず聞きたかった

だけで、そうしてほしいと頼んでるわけじゃない。」

と弁明するも、ヒゲさんの怒りはおさまらず。

 

 

怒鳴るヒゲさんがこわくて

「ごめん。今は冷静に話し合えないから、いったん今日は帰る。

私はここから一人で電車で帰るね。」

と伝えると。

 

 

「今すぐここで決めろ。

結婚に覚悟もって、俺と進むのかどうか。

それがないならここで別れる。」

と言われたのです。

 



「結婚じたいは覚悟もってするけど、まだ付き合って1か月やねん。

今ここで覚悟もて!決断しろ!って言われても難しい。

それにちゃんと話し合いもできないまま、別れると言われても納得できない」

という私の言葉にも、

 

「こういう時に決断できんやつはあかん。

ここで今すぐ決めろ」

と全く譲らず。

 

 

 

怒鳴って、私の言葉に耳を傾けてくれず、話し合いができない相手では、

一緒に歩んでいくのは難しい。

 

 

という考えに至り、お別れを選びました。

 

 

 


 


短いお付き合いでしたが、

深い話をすることで見える

相手の一面があるんだな

と知ることができたし、

そういう部分を知ろうと思うなら、

自分からも結婚話や不安を見せて

相手と共有していく必要があるんだな

という事を学びました。

 

 

 

怒鳴られるのは怖かったけど、

自分も言いたいことは言えたし、

喧嘩別れっていうのも初体験だなぁ…

と謎の達成感があったのを覚えていますw

 

 

 




さっそく次の出会いに向けて、出発進行!!

 

これまではアプリでの婚活でしたが、趣向を変えて、婚活パーティーに参加してみることに。

 

 



▷次回

初の婚活パーティー参加、短命恋愛③