今日は家庭都合（どうしても家で大事なことがある）のため、繁忙期ではあるが18時過ぎに会社を出た。

1/24付で記事にした足の負傷中はシャトルバスに乗っていたけれど、足も良くなったので、今日から駅まで歩くことにした（片道15分くらい）。

※一昨日、病院で念のためのレントゲン撮影をしたところ、隠れ骨折もなかった。

会社から駅までの経路には片側4車線の大きな道路があり、道路沿いの幅の広い歩道は、歩行者と自転車のゾーンが白線で区切られている。

駅に向かう時には、駅を見て左側が歩行者用、右側が自転車用となる。

今日、駅まであと少しのところで、私の右後ろの自転車レーンから嫌な音がした。

ハッとして振り向くと、私の1m以内のところで自転車が倒れかけていて、それを運転手のお母さんが完全に横倒れになるのを踏ん張って阻止していた。

自転車の後ろに付けられたチャイルドシートには3歳くらいの女の子（ヘルメットなし）が座っていた。

※PanasonicのHPより

私が手を貸すのと同時に元の状態に戻していた。

それにしても小さい女の子が落ちて負傷しなくてよかった。

お母さんは私に平謝り、怪我はありませんか？と。

私も白線ギリギリのところを歩いていたのがよくなかったことを謝った。

自転車が通り過ぎた後、心臓のドキドキが止まらなかった。

もし、運転手が歩行者に構わず我先にという勢いで走っていたら、私の右半身は強打され、大怪我を負っていただろう。

自転車側の立場では、運転手のお母さん、後ろの女の子が転んで負傷していただろう。

今回のケースはまさに「ヒヤリハット」だ。

※ヒヤリハットとは、危ないことが起こったが、幸い災害には至らなかった事象をいう。

ヒヤリハットを踏まえ、気をつけようと思ったことは以下だ。

【歩行者として】

・自転車レーンからは離れて歩く。

・歩きスマホなどはしない（下を向かない、）。

・ときどきまわりを振り返る。

・自分より歩くのが遅い人を追い抜くときには後ろから自転車や人が来ていないことを確認する。

【自転車に小さいお子さんを乗せる場合】

・人の多い場所、時間帯は徐行する。

・お子さんにヘルメットをかぶせる。

うーん、これ以外に見つからない。

ちなみに、走行する自転車が持つ運動量（速度vで運動する質量mのmとvの積）を試算してみる。

・質量m（お母さん50kg+女の子15kg+電動アシスト自転車33kg）

　m=98kg、計算を簡単にするためにm=100kg

・v=時速18km=5.0m/secと仮定

・運動量　m×v=100×5.0=500kgm/sec

相撲力士の立ち合い時の衝撃を比較対象とする。

私が好きだった故横綱千代の富士は体重127kg、立ち合い時の初速が3.9m/secだったらしい。

千代の富士の体当たりの運動量の試算値は127kg×3.9m/sec=495.3kgm/secである。

電動アシスト自転車に小さな子供さんを乗せた自転車の運動量は、千代の富士の立ち合いでの体当たりと同程度の衝撃ということになる。

どちらも想像すると怖い。

※日本相撲協会HPより

最後は無理やり計算をして横綱千代の富士までを登場させてしまったが、もとはといえば、歩道歩行時に自転車とぶつかりそうになったというヒヤリハット事例を示したものである。

みなさん、歩道や交差点など自転車が多く通る道には注意しましょう。

今日経験したヒヤリハット