報道機関は日米

報道機関は日米

国民に理解を求め、時

Amebaでブログを始めよう!

エルグレコ展に行ってきました足コキ
ネットで検索してみたら、観てきた人の感想にいずれも混んでいたと書かれていたので結構な覚悟を決めて行ったのですが、予想していたよりは少なかったです。
すし詰めではないという程度ですが、実際そういう混み方もあったので、そうでないだけで充分。
あと、来場者のほとんどが高齢者だったことも気が楽でした。
基本的に中高年以上の人が多いですが、今回は特におじいちゃんおばあちゃんばかりで、変に気を使ったりとかしなくていいのがよかった。
エルグレコの絵はクセがあって、正直十人好きする感じじゃなく、通好みな印象なのですが、これだけ大規模な個展が日本で開かれることはそうないだろうということで、とりあえず行ってまいりました。
全体的な感想としては、さすがに巨匠の風格が漂っていてレベル高いなーと思ったけど、特別好きかというと、別に普通かな、と。
え、これエルグレコとどうにも腑に落ちない1枚目の女性の肖像。
粗めのタッチでざざっと描かれていることの多い作品の中で、ルネサンスの様式美が前面に出ている感じで、あれれ、という感じ。
作家同定には異烽烽驍サうで、なるほどなと。
でも顔はエルグレコっぽいなーとも思う。
2枚目の絵が好きでした。
下の方がとても幻想的で。
そして、何といっても目玉は3枚目の無原罪のお宿り。
何と、縦3m以上もある大作中の大作。
しかも、最晩年の作というから驚き。
とにかく大きいので、しゃがみ込んで下から眺めたり、離れて見たりと。
大作であるほど門外不出になることが多いですが、よくこれが来日したなと思います。
ガラスがはめられていない作品がほとんどでしたが、それでも光が反射して上部は正面からだとまともに見えないほどだったのがとても残念。
そのせいか、絵の真ん前で見る人が少なく、人は多いのに絵の前は空いているという利唐ヘありましたが、近づいても見えない悲劇。
でも、監視員の数も少なく、いかにも目を光らせているという風でなく、居心地のいい展覧会でした。
大阪で開催中、その後東京に巡回です。
興味のある方はぜひ。