さて
「ジョン=平和活動」と思ってる人
(それを気に入らなかった私のような人?)への
私なりの「ジョンへのラブレター」第2回にひひ


ジョンが生涯で一番愛した街
ニューヨークドンッ

まさに当時活躍中だった、
アンディ・ウォーホルに代表されるような
芸術的で、前衛的で、
アウトローなパワーに満ちたかつてのNYは

ジョンとヨーコの見つけた
手放したくない「楽園」でした。



ロンドンではヨーコはいじめ抜かれ
(新聞でさえ「醜い女」と……ひ・ひどいにひひあせる
ジョンも常に衆人環視のもと、何一つの自由もナイ。。。

ニューヨークはさすが都会、クールです。
たまにサインを求められるくらい?
「自分でショップに行きコートを選んで買える街…NY最高だ!」
子どものようにはしゃぐジョン。

しかも、キャラが強ければ強いほど
認められるようなNYのヴィレッジ(芸術家タウン)では
ジョンとヨーコは輝いたでしょうねにひひ

しかし・しかーし!
前ページで書いたように、

悲報1. 鼻高々に敢行したライブはこきおろされ、
悲報2. 自信たっぷり支援していた政権があっさり破れ、
悲報3. 止まらぬ「米国から出ていけ」コールBy肉ソン
(うう 3重苦。。。)

●平和&左翼活動の限界を感じたジョンは
 ヤケになり泥酔し、ヨーコのすぐ隣の部屋で
 適当に拾ってきた女の子と浮気。バカ…。

●↑音楽仲間がヨーコに気を遣って、レコード音量を上げたけど

 ゼンゼン効果なく。。ってゆーハートフルエピソード付きにひひ
 (ジョンったら…どんなプレイを?)

●ジョン、翌日ヨーコに土下座するも、

 すでに息がつまっていたヨーコに追い出される。

●ジョン、ロサンゼルスへ……。


(ちなみに↓浮気翌日の港にてにひひPhoto By 仲間)

(土下座で罪が消えるわけではないの図…ごもっともにひひあせる


ジョン「ごめんて、ごめんてぇ~~」 ヨーコ(恥かかしゃーがって…)

そんなわけで。。。2人は
いわゆる、「失われた週末」と呼ばれた
1973年から始まる1年3ヶ月の別居へと突入です。

最初の数日は、
「久々の独身生活だぜい♪」とチョット浮かれたジョン。
(お世話係兼愛人としてメイ・パンをあてがわれ…←東洋系女子です)

そしてそんな「ヨーコ抜きのジョン」のもとに
「今じゃ!」といわんばかりに
数々のミュージシャンが訪れます。

ハリー・ニルソン、キース・ムーン、
そしてリンゴ・スター、ポール・マッカートニービックリマーク

以下、なんということでしょう~~
その頃、ジョンとポールが仲良く録音した(!)
「Stand By Me」 ポチで視聴^^→★

お遊び録音ですが、合間にはさまる「すたん~ばいみ~♪」
まさにポールの高い甘い声で。。。。しょぼん
ジョンの魅惑的なヴォーカルと重なります。

ここには、若きツバメの兄弟のような
なごやかな雰囲気しかありません青い鳥

ジョンとポールがこんな風にジャムる日がくるなんて
解散時には誰が想像したでしょう~
(裁判したんですから…この御仁たちは…)


J「いいとこだろお?ロスは」 P「日差し強いっすね 兄貴…」


R「ポールよ、LAでグラサンなしとは素人だZE★」ハエかな?大門


さて、ここであの夢が膨らむでしょう?
「ザ・ビートルズの再結成」

確かにかつての確執が、この陽気な
カリフォルニアの地で溶けていったことは
間違いなかったようです晴れ(嬉しいですね~しょぼん

ただ、この映画によれば。。。。

「幸せなら、あいつは毎晩泥酔しないよ」
By 数々の証言

そう、LAでのジョンは毎晩酔っぱらいました。
ウィスキーなんて一本空けちゃう。
泥酔、暴言、ケンカ、まさに「荒れッ荒れの日々」

淋しさに悶えるジョンは、わざとファンの真ん中へ躍り出て
「皆オレを奪え! 皆オレが欲しいんだよ!」
と酒臭い息を振りまく。
(ケンカが強かったジョンは力も強く…制止不可にひひ

そして、正体不明になるほど酔うと
ジョンは必ず叫んだそうです
 「ヨーーーーーコ!!」


(店をぶっ壊して取り押さえられ、出禁くらうジョン…にひひ汗


「淋しくて、愛してほしいのに愛してもらえず、
 毎日身体が引きちぎられそうだった。」


と、ジョン本人のナレーションで語られます。
(愛妾メイ・パンの立場は…^^;)

そんな可哀想で可愛いジョンに
うっかり泣けるワタクシ。。。。
マキ・パンで良ければ~~ビックリマーク同じ東洋人だしぃ ダメ?
(↑ジョン全力で拒否)

LAでジョンの回りに集まったミュージシャンは
音楽的な活動も楽しみましたが(たくさんの良い曲も^^)
とにかく「ヨーコに会いたい!」とのたうちまわるジョンに
ほとほと手を焼き……。

仲間の1人がとうとうヨーコに電話します。
「迎えに来てくれ、ジョンにはきみが必要だ」

そこでヨーコさんの冷静なお返事にひひ

「今までさんざん私を邪魔者扱いしたでしょう?
 私のせいでジョンに近づけないって。
 ワタシ抜きじゃ手が付けられないと分かった途端、
 迎えに来いって?今度はアナタたちが面倒見る番よビックリマーク



 (ジョン、お荷物あつかいにひひ

そう………
ヨーコがいないと生きていけないのは、
常にジョンのほうでした。

精神的に不安定なのはいつもジョンですしょぼん

ヨーコは、はっきりいって元々安田財閥のひ孫令嬢、
うなるほどのお金と地位の中で
大切に育てられたお嬢さんですから、
ジョンに比べ、やはり性根が強く安定しています。。。
(別居中も、着々と音楽&芸術活動にひひ

彼女の奇抜な平和活動や日頃の行動は、
アディクション(依存)から来るものではなく
「確信犯」ですから合格

ビートルズ命のファンからしたら、
ヨーコがいかにも「邪魔者」だったかもしれませんが
(そして実際そうであったでしょうが)

じゃあ「ヨーコ」不在のジョンに、

もっと言うと「ヨーコという確固たる居場所」なしのジョンに、
それ以降ビートルズ時代と同じ(or超える)
良い曲が書けたかというと、どうだろう……。



書けたかもしれませんが(どっちじゃーい♪)
根底にある不安感からアル中&ヤク中になるのと、
神曲が生まれるのとでは。。。どっちが早いかにひひ

(と・流れるよーに、ファンにとっては禁忌とも言える
 ビートルズとヨーコの関係に
 踏み込んでみるまっきーですがにひひ

それ以前にまず、
ジョンのラストインタビューを読むと

「再結成?どうしてまたビートルズがもっと世間に
 何かを与えなきゃいけないの?
 君は高校時代に戻りたいと思う?
 なぜ僕が、世間のためにあの頃の自分に戻らないといけない?
 あの10年間の間に、皆にたっぷり与えてやっただろ?」


の一辺倒です。
興味自体がなく、なんつーか 迷いがない?べーっだ!

ポールが解散時にもらした名言
「ポールがビートルズを去ったんじゃない、
 ビートルズがビートルズを去ったんだ」


という言葉が、真実味を帯びてきます。。。

淋しいですが、「ザ・ビートルズの期限」
1970年のあの日、来たんじゃないかと思います。

そしてワタシは、
「再結成するようなジョンレノン」

好きじゃないんです、きっと(笑)


そして、後年やってくるかもしれない
「落ち目」を匂わせるビートルズに、
なんのかんのと
評論家から言われたくないんですにひひ

「ポールはソロになってから
 良い曲が書けなくなった。」

って言われてる方が100倍イイラブラブ(やだけどさ笑)

ザ・ビートルズは、「Let It Be」で、
そして「Abbey Road」で、
最高潮に達したところで、
花火のように散っていってもらいたい。


この完璧とも言える伝説に
水を差したくないという、まさに個人的希望べーっだ!



私についてお話すれば(いらんて?)
私はチョッピリ運命論者的なところがあり、
選ばれた道…、それがどういう形であれ
「最高の道」ないしは「必然の道」だって信じてる
生来の楽天家なわけで…ラブラブ

過去に対しての「もしも~だったら」話が
性格的に嫌い(向いてナイ)んですよね^^
後悔やら恨みに繋がりやすいですしね汗
(考えたところでタイムマシンもなけりゃ、現実は違うわけだし…)

自分にとっての一種の保身でしょうねにひひ
悲しくなりすぎない&悔しくなり過ぎないように^^

そんな私にとってこの映画の一節は、
「あの失われた週末からなしくずし的に、
ビートルズ再結成すれば良かったじゃないかあ~あせる

という「IF」の仮定話に ←楽しいですけどね
ワタシ的終止符が打てたような気分だったりして(^^)

だって羽根をちぎられたような、
ヨーコ抜きのジョンの様子といったら。。。。

再結成どころか 廃人までカウントダウンですわダウン

私が思うに、
私たちビートルズファンは、
「もともとそういう人物であるジョン・レノン」
を好きになったのです。

刹那的で、尖ってて、危うげなロックンローラー。
もしくは、寂しげな吟遊詩人。


何かに依存し、自己の存在意義を
しっかり見出せないと生きていけない、愛しい男。

だからこそ生まれし名曲の数々。

「ビートルズのジョン」が先じゃない。
「人間のジョン」が先であるはずです。

そしてその「人間のジョン」は
周知のごとくの、淋しくて弱くて、
(でもそれを隠して強がってみせる)
母親のような絶対的な愛を
一生求めていた人……。

そしてそれこそがジョンの魅力だと。。。
(ジョンもポールも楽天家なら、
 ビートルズはただの楽天バンドですw)

居場所だと思い込んでいた
「ザ・ビートルズ」
は、そうじゃなかった。

母親に捨てられ、そして先立たれ、
「2度母をなくした」ジョンは、いつでも
自分の居場所を探していたのに。。。。

そして、いつの間にか自分にとって
「檻(おり)」と化したビートルズに
捉えられて息が出来なくなってたジョンに、
神様はヨーコを与えた。



まず誤解無きよう言っておきますとあせる
ワタシはヨーコを好きかというと、そうじゃありません(笑)

解散後ゴタゴタした時に、ポールへの悪口ソングを
ジョンときゃっきゃ作りやがった恨みは忘れませんにひひ
(まあポールも負けてませんが笑)

ジョンを独り占めしようと
あることないこと吹き込んだヨーコも、
Let it be収録に入り込みベッドまで持ち込んだヨーコも、
若気の至りといえ、許さんにひひ

人として奇抜過ぎて、もし同じマンションに住んでても
友達になれそうにありません(笑)
曲も正直ほぼ全部キライです(恐スギィビックリマーク
「バンガロービル」のヨーコの発情ネコ声も、許さん!!

でも、「すごいなあ汗」とは思います。

誰にもマネ出来ないなあとあせる
(とにかく彼女は、世界中からイジメにあった女ですあせる
 それなのにあの強靭な精神力……スゴ過ぎ)

そして、ジョンには「すごいなああせる」っていうくらいの
ヨーコみたいな女性じゃないとダメだったんだと思います。

そして、ジョンが可哀想だった私は、
「ジョンという淋しい魂を救ってくれてありがとう」
という感謝があります。

だってさあビックリマークワタシだったらご免だよ
あんな難しいナイーブな男と暮らすのべーっだ!
ファンとして遠巻きに見てるのが一番合格
(マキ・パン撤回……)

話題は戻って。。。。

じゃあさ じゃあさ、
その「ヨーコ」と「ビートルズ」……共存は?

共存は。。。。無理ビックリマーク

再結成を望んだ多くの「ファンたち自身」が、もともと
「ビートルズにおけるヨーコ要素」を、絶対に許さないからにひひ
(参考★ワタシw)

てなわけで、
どっちにしろどーーにもならんよ
ジョンは……ヨーコなしには(^皿^)
(ジェラシーしちゃうけどにひひうふっ)

つづくラブラブ