古くからの神仏習合が生きる 厳鬼山神社
 
青森県 弘前市大字十腰内字猿沢
津軽地方の中心地の弘前からやや離れたところにあります
厳鬼山(がんきさん)神社

鳥居前に車を止めた時点で、神気を感じるところです

中にはいると山の霊場という感じがして
お参り前に「よいところに来たな」という感じになります
 
 
御祭神は大山祇
 
厳鬼山には鬼が住んでいたという伝説があります。
以前は、その鬼の使った鍬や箕を御神体とされていたそうです。
御神体は現在では岩木山神社に遷されています。
 
 
ここは、かっては「十腰内観音堂」と呼ばれ十一面観音が祀られていました。
 
現在でも
本殿に入ると、御祭神の左側の厨子に十一面観音様が祀られています
十一面観音様は荒ぶる神を鎮める力があります。
もしかしたら、十一面観音様はいまも鎮められているのかもしれません。
 
 
 
 
神社になったいまも、神殿内に仏像がある神社はありますが
現在もお祀りされている神社は、いい意味で信仰のアーキタイプです
土地や、宗教だけでなく、土地の人の思いでいまも守られています。