予祝の神社 長者山新羅神社
 
青森県八戸 長者山新羅神社(ちょうじゃさんしんらじんじゃ)
櫛引八幡宮と並び、八戸で崇敬を集める神社です
 
新羅は、シンラ呼び、シラギとは呼びません。
シンラは正式な呼び名で、シラギと読んだのは白村江で敗れ、敵に対する蔑称としたといいます。
 
ここでの新羅とは、御祭神の源義光を指します。
 
源義光の愛称は新羅三郎義光です。
三井寺の新羅善神堂で元服をされたからです。
ちなみに、義光の兄は
石清水八幡宮で元服したから八幡太郎義家
賀茂神社で元服したから賀茂次郎義綱です。
 
新羅神社で知られるのは「えんぶり」です。
えんぶりとは豊作を祈る八戸の大きなお祭りです
「えぶり」という農具をもって舞い、神社でもう出たあと4日間にわたり街を練り歩きます。
 
えんぶりは、予祝の行事です。
予祝とは農作業の一連の流れを前もって演じて豊作を祈願します。
言魂のように、よくなるようにと流れを作って行きます
ヒーリングで一連の流れにエネルギーを流しますが、それと同じ意味合いがあります。
 

 
祭神は素戔嗚尊。源義光。
源義光は、南部氏の遠祖。
 
長寿山は南部氏以前からのパワースポットのようで祭祀も行われていたようで
南部氏入封に際して、虚空蔵菩薩が祀られ
明治の神仏分離に際して、素戔嗚尊に改めました
 
虚空蔵菩薩のエネルギーが、土地のエネルギーと習合されていて
強いエネルギーになっています