密教の大仏 青龍寺
青森市にある高野山青森分院 青龍寺。
1982年創建の比較的あたらしいお寺です。

このお寺を語る時にかかすことができない人物がいます
織田隆弘氏。正純密教を主張し
正純密教こそ人類を救済する絶対他力易行道であると確信し
「加持によって現世利益や、癌を始めとする難病治癒が可能であることを実証した」と
力のあるご法師様だったのでしょうか
その方が戦没者供養を目的に建てられたと言われています。
本堂である金堂に入ってみます
そこは、密教らしい空間でした。
ふと、気がつきくと右側に
見返り阿弥陀様がいらっしゃいました。
見返り阿弥陀は京都の永観堂禅林寺にあるものです。
永漢さんが阿弥陀様の周りを廻る行道を行っていると
阿弥陀様が降りてきて一緒に行道をはじめました
永漢さんは驚いて立ち止まったところ「永漢遅し」と振り返ったといいます。
それ以来、首の向きが戻らなかったと
お寺の方が特別に正面の扉を開けてくださり
正面からも拝むことが出来ました。
拝ましていただくと胸から丹田へ流れる気持ちの落ち着くエネルギーを感じました。
そして、昭和大仏。
このお寺の代名詞になっている仏様です。
21メートルほどの大きさで、奈良や鎌倉の大仏をしのぎます。
盧遮那仏(るしゃなぶつ)。大日如来様です。
大仏の中を拝観することが出来ます。
その中心に、大仏の原型の大日如来様が祀られているのですが
中心仏だけあり圧倒されるものを感じました
良いお寺をまわらせていただきました