今日、車の点検に自宅近くのディラーのお店に行きました。
担当の営業の女性と少し話をしました。
去年、娘が旅立つ2ヶ月ほど前、車の保険のことで伺った時、娘に「一緒に行く?」と聞くと、「ヒマだから行こうかな」と一緒に行ってくれました。
今日、担当の方と話しをしていて「お嬢さんは大学の2回生でしたよね。大学通うのも暑いですよね」と。
「そうですね」と返事をしました。
娘が旅立ったことは言えませんでした。
職場では院内メールのお知らせ機能があり、各職員に「訃報」とタイトルで職員家族の訃報のお知らせを見かけることがあります。
娘が亡くなった後、上司にお知らせを流すかどうかを確認されました。
私は流していただく選択をしました。
職場に復帰後、以前一緒の病棟で働いていた人に「娘さん元気?」と聞かれたくないからです。
今まで娘のことを知っている方に会うことはありませんでした。
娘も通っていた美容院には行けなくなったので、別の美容院に通っているし、娘と小学校や中学校の同級生やその親にも、離婚後引っ越したこともあり、出会うこともありません。
初めて嘘をつきました。
私の気持ちの上での人生はあの時に終わりました。
肉体は生きています。
生きるために仕事もしています。
この先、心の底から楽しいとか嬉しいと思うことは無いと思っています。
でも、それは仕方がないというか、娘が居ないので当たり前というか。
誰にも迷惑をかけることなく生きて、ひっそり命の終わりを迎えたい。
今の望みはただそれだけです。