個別指導の学習塾  あっぷ指導会・本八幡校

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個別指導の学習塾「あっぷ指導会・本八幡校」のブログです。
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 それまで同一記事内容となりますがご了承ください。


【本八幡教室情報 受験対策期間
1月の入試対策学習会(中3・小6)
いよいよ新学年先取り学習スタート!
4月から新学年中学生コース開講!


 人間の心理とは本当に不思議なもので、今在る現実を、価値の物差しとして判断してしまいがちです。いわゆる、自己肯定です。たとえば、他人との間に、意見の食い違いが起これば、根拠もなく自分の世界観を是とします。場合によってはムキになってでも他の考えをつぶそうとするかもしれません。もはや感情が先だって、ここに論理というものは成立していません。

 しかも恐ろしいのは、これが個人的見解ではなく、社会的見解になることです国は暴走すると戦争に突入するわけですが、この暴挙が、国民が一体となって支える例は、何もかつて軍国主義がはびこったこの国特有の現象ではありません

 またおかしな集団的思想は、決して昔話ではなく、今の日本でも起こっています。桜宮高校の体罰事件がまさにそうです。教師の体罰という犯罪行為によって、未来ある人間が苦しんだ後に自ら命を絶つ選択をしたという事実が、すべての論点の出発点であるにもかかわらず、へたをすると、体罰教師の擁護論まで出てくる始末です。「体罰は愛情の裏返し」などと言い、人間一人の死を真剣に考えようとしません

 ある報道によれば、教育評論家の尾木直樹氏は、「体罰をありがたがっている卒業生もいるようだが、それは、私は、人格をゆがめて卒業してしまっているのだと思う」と厳しい見解を示しましたが、これこそ正論ではないでしょうか。

 さらに尾木氏はこのようにも述べています。「体罰は法律違反。教育の場だけ認められるのはありえず、議論の余地がない」

 この体罰事件は何も大阪限定の問題ではありません。おそらく残念ながら日本のどこか暗闇で今日も起こっているでしょうし、昔から学校教育の現場で、体罰はつきものだった事実は、きっと私の周りだけではなかったはずです。

 これは教育の世界がもたらした由々しき事件です。これからの子供たちをどのように育てていくべきか、どのような指針の下で教育者は指導にあたっていくべきか、今大人たちは試されています。

 この先も未来ある子供を殺しかねない誤った思想や、愚かな自己保身、無責任甚だしい見て見ぬふり、解決に向けて奔走する人間への揚げ足取りなどあってはなりません

 皆が皆、本気になって、いつまでも過ちの世界観におぼれることなく、きっぱり区切りをつけ、正しい社会の世界観を構築し、それを広げる時いつまでも手をこまねき、失われた20年を過ごしてしまった日本人でなのではないでしょうか。

 とかく人は現状維持ベースで洞察しがちですが、あればこそ、実は「変わるリスク」よりも、「変わらないリスク」の方がよっぽど大きいことを、そろそろ学ばなくてはなりません。

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 企業の利害関係者のことを、ステークホルダー Stakeholderと言いますが、利害関係(ステーク)は、世界的に広がりを見せている時代です。

 アルジェリアの人質事件では、今なお日本人10人の安否が不明です。もちろん、日本人であれば、日本人ばかりに意識が行きがちですが、こうも情報革新が進み、情報インフラを使って家に居ながら世界とつながる時代にあっては、小さなナショナリズムに埋没してよいのだろうかという疑問が頭をもたげます。

 やはり広域のグローバルの視点が必要な時代にあっては、もちろん拠り所としてのローカルへのアイデンティティを持ちながらも同時に、世界全域の世界観も持たなくてならないのでしょう。

 すでに人質23人と武装勢力32人が死亡したとの報道もありますが、このような世界全体で解決しなければならない事件にあって、主導的立場をとるのは、とにもかくにもアメリカです。

 最も世界への影響力が高い人間といえば、オバマ大統領ですが、声明を出しています。
「この悲劇で、責任を負うのはテロリストである。アメリカ合衆国は最大限の表現をもって、彼らの行為を非難する」

 これに対して、日本では、首相官邸に対策本部を設けたものの、情報源の多くは海外メディアです。あらためて日本の危機管理能力の脆弱さが露呈する格好となりました。

 情報革命によって、グローバリズムが浸透しやすい今の世界にあって、いっそう経済活動は世界とのつながりを深めていくことになるでしょうし、政治的にも各国が連携して解決へ向かうことになるはずです。

 そして、教育もまた、内向き主義を捨て、世界とコネクトできる人材を世に送り出す努力をしなければなりません。もちろん拠り所として、日本人としてのアイデンティティを持ちながら、日本を越え、世界のなかにあって活躍する人材を育成していくことが求められるのではないでしょうか。

 ところで、明日、関東では夜遅くから雪になると言う予報がありますが、空模様といえば、空の様子、天気の具合のほかに、事の成り行き、情勢という意味もあります。ふと空を見上げた時、世界全体の空模様を意識するべき時代なのかもしれません。

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高校1・2年生対象:あっぷ合格プロジェクト 
【無料】個別式「センタープレ英語」学習会


 英語の力なくして、大学受験で合格することはできません。逆に英語の能力値が高ければ、ぐんと合格へ近づきます。

 ぜひ、腕試しも兼ねて、センター英語に挑戦してください。あっぷの「合格最短距離学習法」が、皆様の合格のお手伝いをいたします。

 今こそ、受験モード切り替えへ!

【対象】 :高校1・2年生
【日程】 :1月14日(月)~2月9日(土)の期間より選択

 ※学習会の参加日時については、お電話にて調整いたします。


【場所】 :あっぷ指導会本八幡校
【料金】 :無料
【持ち物】:筆記用具(実際にセンター英語の読解問題へ挑戦します)

【プログラム】:
1 センター試験の英語へ挑戦

2 センター英語 個別解説 
  合格最短距離学習に基づく、学習アドバイス

【大学受験英語 学習会内容例】
1左から右への内容理解
2主語と動詞の役割と英語の美しい配列(日本語と違いから英語理解を深める)
3単語について、その意味も大切だが、文構造上の働き、役割を知ろう
4leave  take  over at  on  in など、英単語の英語的イメージ記憶術
5英語的視点の切り替えについて
6文章は一点豪華主義。一本の軸となる主題(現代文との共通項)
7英単語、英文法忘れたときの、内容理解対処法





 本校では、大学受験への英語最短距離学習法を実施しております。大学入試では、英語長文問題の配点が極めて高い(英語を読めるかで合格が決まると言っても言い過ぎではありません)ので、いかに英文の内容理解力を高められるかが勝負です。そのための、英語の戦略的計画学習こそが、本校の英語最短距離学習法です。

 端的にその中身を説明しますと、英文解釈を主体としながら、そこに英文法を充填することで、真の英語脳を養成します。読解するために欠かせない英文法という潤滑油を適宜補充し、滑らかに英語の内容を把握していきます。

 続いて英単語についても補足しておきます。まず学生が手をつける手段として、英単語学習がありますが、ぜひ気をつけてください。英文法同様に、英文内容把握と英単語を、切り離して記憶してしまうのなら、基本的にこれは間違いです。生きた英文の中において、その意味をおさえ、そしてその品詞としての働き、文構造上の役割を見極めなければ、これまた学習上非効率です。

 もしも英単語を日本語的に理解してから英語にとりかかってしまえば、これは英語と言うよりも、英語もどきの日本語学習といった方が近いかもしれません。これでは真の英語脳を作り上げることはかないません。

 毛頭難しいことは申し上げるつもりありません。英語なんてものは、学問というよりは、ただの言葉です。本来誰でも使いこなせ、決して小難しく考えるような代物ではありません。

 ですから、学生の皆様、英語を前に絶対におそれないでください。大学受験程度の英語を極めることなど、誰にでもできます。もしもあなたに苦手意識があるとすれば、日本語に原因があります。普段使用し、その世界観に押し込められてしまう、日本語というしばりがあるから、日本人はなかなか英語を熟達させらないだけです。

 ただし、もちろん、大学受験英語を極めるには、合格へ至る確かなプロセスがあります。学習は一瞬の魔法で解決するものではないことは、強調しておきます。ですが、学習時間あたりの学習効果を絶大に高める方法、技術が種々あります。要するに、最短距離の学習がかなう場所こそが、学習塾という学び舎です。


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 素朴な質問から始まります。
「なぜ、ゲームはダメで、小説はよいのでしょう」

 ゲームの場合いったんのめり込むと、依存性が高く、なかなかその世界から現実世界に戻りづらくなる、という大きなマイナス面があります。

 やはり、人生において最も貴重なのは時間です。したがって、死へ近づくほどに失っていく、限りある時間を、出来る限り未来の可能性に転化したいものです。そうすると、この最も貴重な時間を、ゲームばかりで費やしていてよいのかという問題に突き当たるのでしょう。

 また概してゲームは、人間心理的にもよくできています。そもそも人間という生き物は、自らが選択することで、脳が心地よさを覚えるようになっています。しかし、現実世界の情報の海では、あまりに選択肢が膨大ですから、選ぶにも選べないというジレンマに、かえって苦しむ結果となります。

 そこで、ゲームの世界に入れば、どのような心理が働くでしょう。人間が最も心地よい程度の選択肢を、コントローラーの操作一つで、手っ取り早くチョイスできるわけです。このバーチャル空間ほど、脳が喜ぶ世界はないわけですが、それは常に現在進行形においてそうなのであって、現実世界に戻った途端、あまりに大きな虚脱感が待っています。ゲームの世界に浸っている間だけ幸せなのであって、現実世界では何の生産性もないどころか、最も貴重な時間を浪費してしまったのですから、さあ、大変ということとなります。

 正直申し上げると、私自身、ゲームは子供のときまでの経験しかないので、最近のゲーム事情については、ずぶの素人です。

 ただこれだけは申し上げておきたいのは、小説だろうが、漫画だろうが、映画だろうが、もしもその世界の枠組みの中に小さく収まってしまうとしたら、それはそれで問題ではないでしょうか。

 創作物の世界に入るということは、強い言い方をすれば、そのクリエイターが創造した世界の中に生きる奴隷のようなものです。言わば、クリエイターは創造主であって、その世界に生かされる従属的存在に陥ります。

 まさに、パスカル(17世紀フランスの数学者、思想家)は、随想録『パンセ Pensee(思索)』の中で、人間を、風に吹き飛ばされて倒れてしまうか弱い葦と表現しましたが、大きな宇宙と比べると、本当に人間はちっぽけな存在です。しかし、人間は、見た目において、弱い葦程度かもしれませんが、我々は考えることができます。まさに、パスカルが強調するところの、「人間は考える葦」です。

 考える葦は、考えることによって、人の思考の中にすっぽり宇宙を飲み込んでしまいます。考えると言う膨大な力を得たことによって、人間は、この宇宙を自分に取り込んで、支配すらできてしまうのです。

 したがって、パスカルの言をなぞるように解釈するならば、いったんは、ある創作物の世界に入り、奴隷的ひ弱さを味わうものの、すべての情報を受信してしまえば、反対に、その世界を自分の世界に取り込み、支配することができます。

 ただ情報を取り入れるのみで終わるのではなく、その情報に基づいて、あれこれ考え、自分の思考の中で評価し、分析し、新しい発想のヒントとすることです。ひとつの既存の世界観を、自分の世界観がきれいさっぱり平らげてこそ、思考は躍動すると言う意味において学問的ですし、また思考の究極は、情報という素材を集めた先にあります。これこそ、クリエイティビティ(新しい何かを生み出す力)です。

 そうすると、いかなる世界のクリエイターが創造した創作物であろうと、その世界を取り込むことで、もしもクリエイティビティにコネクトできるなら、この成果は破格です。実は、今学ぶ科目ごとの学問もまた、行き着く先は、まさに究極の知ともいえる、クリエイティビティなのですが──またどこかで詳しくこの続きを展開してまいりたいと思います。さて、本日はここまでです。

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 昨年12月に安倍政権が発足して以来、まさに危機突破内閣の呼び名の通り、迅速に経済政策が打ち出されています。そしていよいよ通常国会を28日召集することが決定しましたので、本格的な論戦が国会の場で展開されることになります。

 なかなか一筋縄にいかないのが、政治の世界ですので、まだまだ多事多難が予想されます。

 さて、多事と言えば、今日1日だけでも、いくつもの報道がなされています。いくつかヘッドラインを引っ張ると──「阪神・淡路大震災から今日で18年」「自殺者15年ぶりに3万人下回る(若年層増加)」「アルジェリア襲撃事件英国人1人死亡、攻撃開始」「B787型機の一時運航停止を命令」「百貨店売上高、16年ぶりプラス」など。

 少なからず、朗報もありますが、報道されるニュースの多くは事件、事故で占められます。そんな中、16日のニュースになりますが、「チンパンジーにも『平等』『公平性』の考え」という記事に思わず目が行きました。

 米エモリー大学(Emory University)ヤーキス国立霊長類研究センター(Yerkes National Primate Research Center)ジョージア州立大学(Georgia State University)の共同実験により『平等』『公平性』を概念として持つのは、人間だけではなかったことが証明されたといいます。

 少々疑問に感じるのは、チンパンジーはそうだとして、まさしく人間の方です。果たして人間に、『平等』『公平性』の概念があるのだろうかと首をかしげたくなることがあります

 大阪市立桜宮高校の体罰自殺事件については、それだけ深刻な問題だからなのでしょう、毎日のように報道が続きます。

 そもそもどうして、平等、公平性を知る人間が、むごい体罰を繰り返し、人1人を自殺へ追い込んだのでしょうか。それも平等、公平性をよく知り、それを教えるはずの教育の場で、なぜ未来ある若い人間が死ななければならなかったのでしょう。そしてこの教育の場にいる人間たちは、なぜ、もっと強い悲しみと憤りを感じ、自ら本気になって解決へ向けて立ち上がらないのでしょう。

 本物の教育者のメンタリティーって何でしょう。世の中に、えせの教育者がはびこり過ぎているということなのでしょうか。大阪を越え、公も私もなく、日本全国の教育者は自らを責め、反省し、自ら解決へ向けて行動することです。

 行動というと、大阪市の橋下市長です。市長は、体育科の入試を中止しなければ、予算を執行しない方針を伝えました。また桜宮高校の体育科教師全員を入れ替えなければ、その人件費も手当しないとしました。思い切った措置ですが、それだけ教育現場がもたらした人1人の死が重いということを物語っているのではないでしょうか。

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1月の入試対策学習会(中3・小6) いよいよスタート!

 生まれながらにしての天才だからといって、必ずしも幸せとは限らないのかもしれません。1月14日のことですが、アーロン・シュワルツという人物が26歳の若さで死亡しました。死因が首つりによる自殺だとされます。

 彼は、とても早熟の才能を発揮し、14歳のときに、ウェブサイトの更新情報を簡単にまとめて配信する文書フォーマット「RSS」の作成に参加しました。

 その後、天才プログラマーとして活躍する一方で、情報の自由を強く訴えるインターネット活動家として知られるようになりました。

 ところが、マサチューセッツ工科大学などから、大量に電子文書を盗んだ疑いで逮捕されてしまいます。もしも有罪が確定すれば、最大35年の懲役と100万ドルの罰金が科せられる可能性があり、このことに苦しんでいたともされます。

 何にしても、若すぎる才能の自死はあまりにいたましく、幸福とは何かを真剣に考えさせられます。 ちなみに、あまり気分のよいデータではありませんが、人口10万人あたりの自殺者数を国別で順位化した調査結果があります。これによると、1位韓国、2位リトアニア、3位カザフニスタン、4位ベラルーシ、そして何と5位は日本です。旧社会主義国にならび、アジアの韓国、日本がこのランクに入っています。

 そうなると、幸福度の調査を国別に並べてみたいと思いますが、イギリス、レスター大学の社会心理学者エイドリアン・ホワイト氏の国別幸福度指数をランキングしたものがあります。これによれば、1位デンマーク、2位スイス、3位オーストリア、4位アイスランド、5位バハマです。日本は90位、韓国が102位と下位に甘んじています。

 さて、目下、日本の新リーダー安倍総理が指揮をとり、「大胆な金融政策」、「機動的な財政政策」、「民間投資を喚起する成長戦略」を3本の矢に見立て、景気回復を目指した経済政策に力点を置いています。アベノミクスなどと称され、俄然注目を浴びていますが、プリンストン大学のポール・クルーグマン教授(2008年にノーベル経済学賞受賞)によれば、「ほどよいインフレ期待によって、日本の財政見通しが大幅に改善している」と分析しています。ただ、一方、「累積債務残高が増えることで、へたをすると年内にも財政破綻を起こすのではないか」と論ずる専門家もいます。

 その道のプロが指摘する意見が、大きく二つに分かれるのですから、いかにリーダーの選択が難しいのかを物語っているのでしょう。ある意味、民主主義の社会の中で、我々自身の投票行動によって、選ばれたリーダーです。そこに国会議員をはさむとはいえ、我々自身が選んだリーダーです。主権者が誰なのかと考えれば、あらゆるリスクを負うのもまた国民の側であって、またこのリスクを背負いこむことで、いずれ幸福を得るのも我々自身です。そうすると、これまで、幸福度があまりに低すぎたのは、日本人全体が、あまりに逃げ腰で、何も変えることができないままにいたということなのではないでしょうか。

 また産業界では、米国のアップルやグーグル、アマゾンなどの躍進が目立ち、同じアジアでは、サムスン、LG、ハイアールといった会社が、日本メーカーを大きく引き離しにかかっています。そうなると、日本に勝てるものが何かあるのかと考えあぐねてしまいそうですが、日本にはお家芸の自動車があります。14日の記事によれば、トヨタが世界販売台数において、世界首位の座を2年ぶりに、GMから奪還することがほぼ確実となったとあります。東日本大震災後の大幅な減産状態から見事、復活を遂げたということです。日本の底力を示したこととなりますが、日本はまだまだこれからです。きっと日本は簡単に死にません。

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 つい先日の話ですが、ある生徒に、こんな質問を受けました。
世界で一番頭がよい人って誰なの?」

 すっと入ってきた予期せぬ質問でしたので、ぱっとひらめきに委ねると、知能指数が一番高い人間を答えればよいのか、と思い至りました。

「知能指数の高さでいうと、昔読んだ本の話だけれども、ゲーテや、モーツアルト、ダヴィンチのIQはとても高かったようだよ」

 ちなみに、歴史上の人物の知能指数については、実際に知能テストによってはかったデータがのこっているわけではありません。文献にある彼らの業績や行動面などから推定して算出したものなので、あきらかにこれを分析する人間の主観が入ります。

 そうすると、当然、知能指数の分析者によって、その数値はまちまちですが、ただ不確かな分析だとはいえ、歴史上の天才たちに対して、勝手に序列をつけるのは、ひとつのエンターテインメントの在り方としてたのしめますから、ここでは善しとどうか受け取ってください。もうひとつ補足としましては、知能指数を図る方法はいくつか方式があるので、一概に、IQという基準値で比べようとしても、あまりあてにならないようですが、ここについてもご了解ください。

 では、気になる方もいるでしょうから、飽くまでも娯楽の範囲という理解の中で、あるデータを引っ張ると──

1位がゲーテ(ドイツの文豪 代表作詩劇「ファウスト」)でIQ210

2位は3人います。いずれもIQ205。レオナルド・ダ・ヴィンチ(「モナ・リザ」「最後の晩餐」が代表作)、ゴットフリート・ライプニッツ(ドイツの物理学者 微分積分法を発明)、エマヌエル・スヴェーデンボリ(スウェーデンの科学者)の3人です。

 ただ別の読み物によれば、ジョン・フォン・ノイマン(ハンガリー出身の米国の数学者)はIQ300以上あったとも言います。人類史上最高の天才の一人とも称される人間、いえ、人間を超越しているので「火星人」「悪魔の頭脳」という形容もあるくらいです。

 たとえば、彼が発案したゲーム理論は経済学の分野で多大な影響を与え、ノーベル賞の受賞者も出しているそうです。当然彼もまたノーベル賞を受賞してもよさそうですが、こんなジョークがあります。「ジョン・フォン・ノイマンがノーベル賞を受賞できないのは、ノーベル賞の受賞資格に『人間』とあるからだろう

 さらにおまけですが、ギネス認定の世界一のIQの持ち主は、米国のコラムニスト、マリリン・ボス・サバントで、IQ228となっています。

 さて、話が本題からそれましたので、戻します。
 頭が良い、という基準として、真っ先にIQを連想してしまいましたが、いや、違うと待ったをかけ、こう説明を継ぎました。

「これは自分の意見だけれども、もしかしたら間違っているかもしれない。けれど、こう思う。世界の見え方をがらりと変えてしまうような人間が、本物じゃないだろうか。それが誰かと言ったら、アルバート・アインシュタインがそうだ。ニュートン力学の世界観をまるっきり変えてしまい、アインシュタイン以後、根本的な物理学へのアプローチ法を大きく変えてしまったのだから、彼を置いて、突き抜けた人間はいない。真の偉大な人間とは、まるっきり世界の見方を新しくしてしまう人のことを言うではないだろうか」

 実は前述しましたもう一人の天才、ジョン・フォン・ノイマンも、アインシュタインには一目置いています。ある文献によれば、ノイマンは多くの知識人を愚か者扱いするほど言動に問題のある人物でしたが、アインシュタインに対しては別格扱いです。

私のことを天才と称する人がいるが、すでに世界で知られている、本物の天才がいるじゃないか。それはアインシュタインだよ

 アインシュタインの天才ぶりについては、申し上げたらキリがありませんので、ここまでにしますが、本当に頭がよい人間とは、まさに世界を変えてしまう人物を言うのではないでしょうか。

 いったん、「頭がよいという基準」となる物差しが決まれば、考えやすくなります。そうです。世界をひっくり返した──といえば、私が敬愛するスティーブ・ジョブズです。専門家が使うコンピュータをパーソナル化したのは彼ですし、Ipodの誕生で、一気に音楽業界を再編し、がらりと音楽の愉しみ方を変えました。さらには、彼の言葉を借りれば、まさに「電話を再発明」しましたが、これがIphoneです。新しい電話のスタイルは、すぐさま世界じゅうに浸透し、タッチパネルのあのスマートな指づかいをもたらしました。ひとつの電話の斬新なデザインを生み出したことで、これまでにはない新しい形のライフスタイルを誕生させたことになります。

 もちろん、世界を変えた──といえば、アインシュタインとジョブズの二人限定ではありません。サルと分化し、人類の歴史が始まって以来、天才はたくさんいます。ガリレイもそうでしょうし、ダーウィンもそうでしょうし、フロイトもそうでしょうし……きりがないのでここまでとします。

 ということで、質問者にはこんな答え方でしめくくりました。
「今、受験勉強をしているかもしれないが、決して学問は学校へ進学することで完結するものではない。アインシュタインやジョブズというと、あまりにレベルが高すぎるかもしれないが、この世界に生きているからには、何か少しでも、本当にちっちゃくてもよいから、世界を変えるようなことをやってみてくれないか。きっと学問とか、教育は、がらりと世界の見え方を変え、その目の前に広がる壮大な世界観に、うわーっと、うなるくらい感動させてくれるものだと思う。頭がよい人間ってのは、学問的な面白さを知り、学問的な思考が大好きな者たちのことをいうのだろうが、そういう人間になってほしいと子どもたちに望んでいる。うちの塾『あっぷ』の存在意義は、ここにあると信じている。ここは、存分に学問をたのしみ、自分の未来へつなげる場所なんだ」

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 前日、天気予報では、確かに雪のマークがありましたが、明けてみると、はるかに予想を超えるレベルでした。気象庁の予報官も驚くような豪雪が、市川市本八幡を襲い、見渡せば、一面の雪化粧です。もちろん、冬特有の風情を堪能している余裕などありません。なおも吹雪となって降り続く雪は、雪片の大きなぼた雪で、空中を埋め尽くすだけではなく、あっという間に、路面に大量の雪を積み重ねていきます。

 たちまち交通網は麻痺し、雪に伴うスリップ事故が多発し、また関東のある地域では、停電の被害があったという報道もあります。急速に発達した爆弾低気圧の影響だそうですが、ちなみに、英語ではbomb cycloneと言うらしく、これを直訳したのが爆弾低気圧で、徐々に日本でも浸透し始めている天候の表現です。何にしても、自然の猛威は恐ろしく、こういう非常事態の時にこそ、人間の非力さを思い知らされます

 突然のアクシンデントを前にしては、人間もろとも、その人間が抱く希望まで巻き込んで木端微塵に破壊されてしまうかもしれません。したがって、人間の望みなどすべてがすべてかなうものではないのでしょう。

 ただ何も望まないとすれば、それがかなうことはありません。本気で望んで、ひたむきに前へ進むことでしか、目指すべき場所へ行き着くことはないはずです。

 今日もしかしたら、何かの予定が入っていて、それが本人にとって、大きな夢をかなえるチャンスだったかもしれません。それが、この雪の影響で、夢への行く手を阻まれたとしましょう。だからといって、自暴自棄になることはできません。どんな状況下であれ、たとえ運が味方しようが、反対に不運が足を引っ張ろうが、自分の人生は自分の人生です。うまく行こうが、うまく行くまいが、それはすべて自分に返ってきます。自分ではどうしようもできない不運に見舞われた時、その人間は試されます。その失敗、その逆境を、次に活かせるかどうか、その選択一つで、きっと人生は大いに変化をもたらすのに違いありません。

 折しも、昨日は成人の日です。予期せぬ雪の試練が、新成人たちとともに、大いに学ぶ機会となったかもしれません。何も、夢を持つのは、受験生や、新成人たちの特権ではありません。何歳になろうとも、失敗に負けず、生き生きと未来にビジョンを描く人間こそが、「可能性ある若人」なのではないでしょうか。

驚異の先取り効果

あっぷには、まだ中学生の段階で、高校レベルの英語の学習を進めている生徒がいます。そうした推進力のある生徒は目標値が高く、すでに大学受験を射程圏に入れ、常に先へ先へと学力向上を目指しています。また当塾では、小学生の多くが中学の英語・数学を中心に先取り学習を進め、中学入学前に時間の余裕を作れた子は、今中学1年生で2年生の内容を終わらせるところまで来ており、学年でもトップクラスの成績をおさめています。




割安な授業料

当塾では制度上、「本人の現学年」を授業料納入の基準としております。たとえば、大学受験レベルや英検準1級、2級レベルの学習受講でも、その子本人が中学1年生なら、授業料は中学1年生料金です。
先取りだからこそ、割安料金で学習できるのも、あっぷ指導会の大きな特徴でもあります。

【本八幡教室情報 受験対策期間
1月の入試対策学習会(中3・小6) いよいよスタート!

 今最も世間から注目を浴びる言葉は、「アベノミクス」かもしれません。おそらく今年の流行語大賞最有力候補にあることは間違いないでしょう。いえ、それどころか、アメリカのレーガノミクスや、イギリスのサッチャーリズムのように、政治史に残るほど、歴史にインパクトを与えるとしたら、ついに失われた20年を脱出し、日本は救われた──ということになる、と言ったら大げさでしょうか。

 そもそも景気は、人間の気持ちに左右される面もありますので、決してネガティブにとらえないことです。ましてや、迅速な安倍総理の行動が敏感に市場に好影響を与えている現実にあっては、期待しないとすれば、天の邪鬼が過ぎるでしょう。

 ということで、気持ちというと、まさにセンター試験間近にある中、メンタリティーの充実があってこそ、結果を残せます。100の力を、100出し切れるかどうかです

 しかし、多くの受験生たちが、ライバルたちに負けるというよりは、自分の精神的未熟さに負けてしまいます。緊張感や悲観論、また反対に、集中力の弱さ、危機意識の希薄さが、自分の能力値を毀損し、結果的に、それは自分へ突き返し、不甲斐ない自分に幻滅することとなります。

 この人間特有の弱さは、実は、誰にも起こりえますし、思わずセルフコントロールを失う事態は、人生多かれ少なかれ、人であれば誰でも経験することです。ただ、精神ケアの方法として、弱いのは自分だけではなく、周囲の受験生も同じ気持ちになりがちであると、客観的にとらえることで、少しは気が楽になります。

 とにかく、自分に負けず、100ある力を、100出し切れるように、ぜひとも最終調整に余念なく臨んでください。本来、眼の前に歩きやすい道が用意されているわけではなく、人の意志あるところに、道は開くはずです。