今回も、親御さんに頑張ってもらわなければならなくなって

しまいました。スミマセン

「どうしたら子供は勉強してくれるんだろう？」
これは、中学受験するしないにかかわらず、我々大人にとって
永遠のテーマです。

それぞれのお子さんが、毎日歯を磨くように、机の前に座る習慣が
ついているのならこのような悩みはありません。本人に目標を持たせ
適切な材料を与えることで、まずは先に進むことができます。
（もちろんそれだけで済む訳ではありませんが・・・・）

家での勉強習慣は、しつけと同じで低学年のうちにつけておきたい

ものです。個人的な意見としては、学校の勉強が始まる１年生から

３年生になるまでの間に身につけさせたいと考えています。

特に４年生の勉強内容でつまずく子が多いので、それまでに

何とかしておきたいものです。学年が進んでしまうと、本人の自我が

前に出始めるのでその前が勝負です。

では、中学受験を目指していて、勉強習慣のない子供は

どうすればよいのでしょう。

ないなら「しつける」ということでしょうか。

はじめは、一緒にやるしかありません。学校の宿題・塾の宿題を

材料に、ダイニングのテーブルでも良いのです。家に帰ると勉強する

のは自分ひとりなので、なかなかきっかけがつかめません。

そんな時は、親御さんから「宿題一緒にやろう」と声をかけて

あげてください。もちろん親御さんだって忙しいのは分かっています。

両親が共に働いているなら尚更そのような機会を設けるのは

難しいことは確かです。しかし、始めるのはいつも決まった時間

でなくてもよいし、毎日出なくても良いのです。テキストを開いて、

ノートを開いて、鉛筆を持って最初の問題をお子さんが問題を

解き始めたら、少し様子を見て、親御さんの用事を始めても

構わないのです。

それでも、できれば見える範囲にいてあげてください。

「終わったら声をかけてね」の一言を忘れずに。そして、

丸つけをしてあげましょう。

もちろん良くできていたら褒めてあげましょう。

さらに、解けている問題の中で、「どうやって解くのかを、おしえて」と

やってみましょう。きっとその子は誇らしげに教えてくれるでしょう。

このとき、大事なことは「達成感」を持たせることです。

やはり面倒くさいことを頑張ってやったら「褒めてあげる」ことです。

大人のほうに「こんなのは当たり前だ」という気持ちがあると

うまく褒めてあげられません。思い出してみてください、その子が

ハイハイから初めてひとり立ちした時の感動を。ちょっとした変化が

大きな喜びに感じたことを。

さて、上記のことをどれだけ繰り返せば、一人でやるように

なるのでしょうか。実は個人差があるので何とも言えません。

三日で「いいよ、もう自分でやるよ」という子もいれば、
ずっと入試まで続く場合も・・・。
できればそれは避けたいところです。

では、どのようにして次の段階に進むのかは、次回で。

染谷の中学受験教室その③