・J1昇格ならず
 今シーズン(2023)のJ2での戦いの結果、筆者の応援する清水は、昇格できませんでした。この結果は非常に残念ですが、ここ何年かのチームが抱えてきたものがいまだに解消されていないのだなあと感じました。
 選手がベストを尽くしたことを疑う気は毛頭ありませんし、フロントも現行のスタイルの中で全力は尽くした結果だと思っています。
 ゆえに、その弱さを受け止めています。


・強くなるために
 まず、Jリーグは優秀な選手を育て、その選手の移籍金でチームを大きくするという育成方式が使えません。国内で移籍金を伴う移籍はほとんど行われないからです。
 国内でお金に困らないチームをサッカーの運営だけで作るのはかなり厳しいと考えるべきです。ではどうするか、海外にチーム持って、育成はすべて海外でする。そしてその運営であぶれた2軍の選手の最後の活躍の場として日本のチームで戦う場を与える形式にするくらいのアグレッシブさが必要なのだと思います。
 

・届かなかったのではなく、持っていたものを最後に奪われるということ
 試合を通して一度もその権利を持っていた状態になれなかったのであれば、それはもう届かなかったということですが、ずっと権利を握っていたのに最後に奪われるということ、それが何度も繰り返されるということは、根本的に経験不足ともいえるし、厳しさが足りなかったともいえるでしょう。全力を尽くしたのだからと言われればその通りですが、期待というのはそこに対してではないのです。
 私自身も、まずは今までの常識を捨てるくらいの頭をひねって自分がエスパルスに対して何ができるか考えることからやっていきたいと思います。