夏休み、個人指導塾に通っている息子君は、各科目の先生と、より多くの時間をマンツーマンで過ごすことになります。


週に一度しか会わなかった先生に頻繁に会う。


自習室に通勤してるので、塾の中のその辺で普通に会う。


で、オタクの数学の先生と中々、距離を縮める事が出来なかった息子君ですが、ある日のお昼休み、先生がハマっている、


ウマムスメ?


と言うスマホゲームをやるのを見てたそう。


先生: 今日は、10連ガチャの日なんですよ。


。。。。

→ガチャる先生をガン見する息子君。


全部、外れ。シーン。


このガチャ、ちょっと確率的におかしいですね。


目の前にあったホワイトボードで、確率の計算式を書き始め、解説を始めた先生。を、静かに聞いている息子君。


その頃からか、数学の問題で、


これ、すげ〜んだよな、自慢


が増えてきた。入試の過去問で、もちろん解けないけど、解説を見て、なるほどっ、てのをパパに言いたいらしい。もはや、パパもついて行けないが、私よりは、話は聞ける。


程なく、たまたま書店で手に取った、


数学をラクに解く


みたいな、攻略本的な参考書を買った息子君。昔から、ゲームが大好きで、攻略本は、直ぐ読破して、それをモトに延々と練習して強くなる、みたいなのが好きだったから、それに通ずるものを感じたらしい。


数学の先生が、10連ガチャを外した悔しさを、ホワイトボードで確率の計算する事で発散すること、とも、何か繋がったのかも。


数学の世界。私は美しさや楽しさを知る前に挫折したけど、突き詰めると、万能の説明論になるのは、何となく感覚的に分かる。


もしかして、それに気が付いて、昔からの息子君の特性にマッチし始めたのならば、数学は、彼にとっては勉強ではなく、


遊び


に変わるかも知れない。


きっかけは、塾の先生の、普段の疑問を数学に置き換える姿勢を見たことかも知れない。


そんな事があっただけでも、

この夏休みに、塾に行かせて良かった。


結果が伴ってくれれば、、なおよし泣き笑い泣き笑い泣き笑い