「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」


「ここではないどこか」と「ここ」。


日々生活をする中で「ここではないどこか」、

息のしやすい場所を求めて今日も彷徨う人がいる。


その一方で、そんな彼らに憧れを抱きながら

「ここ」で暮らし続けることを選ぶ人もいる。


私は後者だ。


後者だった、のかもしれない。


他の居場所を求めて旅立つ友を賞賛し、

見送りながら、


いつか自分も、と言い続けていた。


「ここではないどこか」が再び苦しい場所かもしれない。


それでも脚を伸ばす彼らは最高に眩しい。


「ここ」で生き続ける選択肢を選ぶ自分も認めつつ、

脚を伸ばすタイミングを、必ずくるその時を待ちたいとこの作品で改めて感じた。


今、読んだことに大きな意味を感じた。

居場所を求め続ける貴方に、是非読んで欲しい。

「ここ」もいいのかもしれないとほんの少しだけ思えるかもしれない。