コミックス読み返してて気になったセリフからの派生です。


…気にならない人はバックプリーズでよろしくお願いします。






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「この卑怯者!!
 一人に寄って集って襲いかかろうなんて、あんた達不破 尚以下よ!?
人間レベルが不破 尚以下なんて恥ずかしいでしょ!?
絶望的でしょ!?
それが嫌ならこんな武器捨てて友達連れておとなしくご飯に行ってー!!」


見物人達はその言動に唖然とした。


撮影じゃないのか…?

とか、

あんないかにもやさぐれてるというか、いちいち難癖付けて暴れてそうな輩に何言ってんだあの子?

とか、

ろくでもなさそうな連中が不破 尚以下になったら恥ずかしいって…不破ってあのカリスマロックシンガーの不破 尚?

だとか、

あの派手な女の子、不破 尚と知り合い!?

あの子の言い方だと不破 尚ってあいつらより酷い男ってこと!?

一体あの子、不破 尚とどういう関係!?



…等々、周りがざわざわしているうちに信じられないほどあっさりと決着が着き、黒ずくめの男と派手な女の子は去っていった。



当然、見物人の誰一人その奇妙な二人に声を掛けるなど出来る筈も無く…。

後日動画サイトに一連の顛末が投稿されることで不破 尚と謎の少女のスキャンダルが炎上し、不破 尚がマスコミに追いかけられ、謎の少女を探す記者たちにカイン(蓮)とセツカ(京子)が悩まされる破目になったのは言うまでもない…。


「ゴメンね、兄さん…。
アタシが変なコト言ったばかりにややこしい事になっちゃって…。」


「…気にするな。
あんなのは放っておけばいずれ消える話だ。
お前も俺も怪我はなかったし、警察沙汰にもならなかったんだから平気だろう。」


カインのその言葉にホッとした笑みを浮かべて、セツカが嬉しそうに腕を絡ませていた処にその邪魔者はやって来た。



「~見つけたぞ!!
そこの図体のでっかい黒い男と派手な女!!」


セツカの中でキョーコが怒り狂っているのを自覚しながらも、セツ魂を抜く事なく邪魔者に対応できた。


「…あんた、誰?」


実に興味無さげに対応しつつ、それでも兄の腕から手を離す事なく、乱入して来た邪魔者…不破 尚に冷たい視線を向けた。


「お前こそ誰だ!!
見も知らない女に罵倒された挙げ句、インターネットで有る事無い事投稿されて!!
何で俺がマスコミに追いかけ回されなきゃならないんだ!!
お前らに文句言いに来て何が悪いっ!!」


派手な美少女はああ、と納得したように頷いて冷ややかな視線を再び尚に向けた。


「…ふぅん…。
あんたが“不破 尚”なんだ。
なるほど、あのコが言ってた通りみたいね。
…有る事無い事?
紛れもない事実らしいわね、その様子じゃ。」


「…んだと!?
…おい、ちょっと待てよ。
あのコって…まさか…。」


セツカの言った意味に気付いたのか、不破の顔はみるみる血の気が退けていった。










…たいしたネタじゃない筈なのに、何で私が書くと長くなるんだか…。


がっくり。orz←修行が足りんわ、未熟者!ですな。