小説の続き!
『ぐっ…あっ…っあ』
『酸素っ…もうちょっとだぜ…っ!』
苦しそうな酸素の声。
『イくっ…ぜっ!』
酸素の身体はもうボロボロだった。
いや、身体だけじゃない。
心もボロボロだった。
『鉄……』
あれから、3ヶ月。
酸素はまだ鉄を忘れられなかった。
他の物質に汚されても、なお、鉄のことが…
―お前を絶対忘れないよ―
信じてる。
また会えるって。
でも、サビおとしのときの衝撃は鉄の方が強く、覚えてるかすらわからない。
そうも思うが、酸素はどうしても、鉄が好きだった。
しかし無情にも、酸化は繰り返される。
勢いよく引っ張られる酸素の華奢な体。
全然知らない奴と、愛のないセックスをするのは、もうこりごりだった。
『会いたいよ。鉄。』
思わず出てしまった、言葉。
ずっと我慢していた。
声に出すと、余計、悲しくなるから。
『お前…。俺の事知ってるのか?』
懐かしい、声。
もう、聞こえるはずのない。
『て…つ…?』
鉄の姿がそこにはあった。
『ぐっ…なんだっ…?この感覚…っ』
突如、鉄の脳に激痛が走る。
『鉄っ…!俺だよっ?なぁ、覚えてるかっ?』
酸素は思い出して欲しかった。
例えそれが鉄の負担になってしまうとしても。
そして。
『…っ』
初めてだった。
酸素が、自分から鉄に歩み寄ったのは。
そして、重なった唇から、確かめるように。
少しずつ。
『さん…そっ…?』
鉄の言葉が紡がれる。
その名前を口にした途端。
永久のように感じられた、鉄の心の霧が晴れた。
『酸…素、なのか?』
『そうだ…!』
やっと。
会えた。
『酸素っ…!思い出した!俺達、あんなに…。あんな事があったのに…っ!』
取り乱す、鉄。
これもまた初めてのことだった。
『約束したのに…忘れてんなよなっ…!』
憎まれ口を叩きながらも、酸素は涙をいっぱいにためていた。
『ごめんな。酸素…っ』
『あぁ、許すさ…!』
そして、酸素の大きな目でもためきれなくなった涙が雫となり落ちる前に…
鉄は酸素を力いっぱい、抱きしめた。
酸素の身体が壊れてしまうかというほどに。
『もう…二度と離すなよ…?』
『あたりめーだろ?お前が逃げようとしたって離さねーよ!』
そして酸素と鉄は、やっと本当の幸せを手に入れた。
もう、2人が悲しい涙を流すことはないだろう。
『『お前だけを愛し続けるよ。』』
ここに新たな誓いを立て、2人は共に過ごしてゆけるのだから。
どうでしたか?まだ続きがあるかもしれまセン
気が向いたら書きます!
でわ
↓クリックお願いします!

にほんブログ村
↓こっちもお願いします!
ベース ブログランキングへ