外で御飯を食べていた時のこと。
そこは、法事でも使われるような、少しお高い所でした。
窓側の席に一人お祖父さんが座りました。
グラスのビールと、御膳セットを注文し、全て揃うと携帯電話で一生懸命撮り始めました。趣味なのかな?と思いながら、また、一人でこういう所で御飯を食べるなんて素敵だなと思っていました。
すると、
ポケットから何か出したお祖父さん。
ビールの横にそれを並べて写メ。
よく見ると、それはお祖母さんの写真でした。
お祖父さんの深い愛、、、
私は涙を堪えながら、御飯を頂きました。
お祖母さんが亡くなっても、お祖父さんは愛を捧げていました。
お祖母さんは、亡くなってからもお祖父さんから深い愛を注がれ続けているという、なんとも言えない深いものを感じました。
お祖父さんは、写メを撮り終えると、お祖母さんの写真を見ながら美味しそうに御飯を食べていました。
ビールを飲み干すと、お祖母さんの写真の方にグラスを傾け、優しい表情で微笑んでいました。
あの光景は、忘れられません。
深い愛を可視化した衝撃。
大切なものは何か、私が選ぶべき道はどっちなのか、教えて貰った気がします。
彼をもっと大切にしよう、一緒にいる時間を大切にしようと心から思ったのでした。