忙しい時は。ぼーっとしてみるちょうど水平線にアイツがいた。遠いと思っていたのに、キラキラ光っているアイツはほんと、すぐそばにいるだろう感覚だった。10年前にあった、いつかは制覇し頂点に立ってやるという思いが、いつからか一気に消え行き、いつのまにか人と同じように生きることに抵抗がなくなってきた。何が正しいかは分からないけど、わたしはこれでいいとは思っていない。もっと先の世界に進むために。