2013年8月に癌が見つかり、10月に手術をして
今年でちょうど2年が経ちました。
(長文になるので、興味ない方はスルーして下さいね。)

病気が発覚した当時は、怖くて悔しくて悲しくて毎日泣いてました。
これからどうなっちゃうんだろう、死んじゃうのかなと現実を受け入れずに
ただただ、不安で胸がきゅーっと苦しくなる毎日でした。
手術後は、手術した胸が痛くて、寝返りも出来ず当たり前に出来ていたことが
出来なくなりさらに落ち込む日々。
でも家族や友達がいつも側にいてくれて、初めて人の優しさがこんなにも
元気をもらえることを知りました。

2014年は、再発が発覚して抗がん剤をしました。
脱毛、だるさ、手足の痺れなどの副作用があり両親に介護してもらいながらの
治療を11ヶ月続けました。一時は腫瘍が全部消えて希望を持つことが出来ました。
副作用も1週間ほどあり、残り4週間(次の抗がん剤の点滴まで)は元気に過ごす
ことができて、少しずつ日常を取り戻し、旅行もいくことができました。
この年は、自分が気持ちよい環境を作ることを目標にして、
人間関係を整理しました。病気になってから友人の反応に感謝したり、
逆にこんなにも無関心なのかっとショックを受けたり、
さりげない言葉に傷ついたりといろんな気持ちが交差することが多かったので、
本当に本当に大事な友達だけ付き合い、それ以外の知り合いは整理しました。
仕事も辞めて毎日愛犬とのんびり過ごすことが今の私には
とても居心地のよい時間です。
この1年で随分と生活する環境がいいように変わったので、
とてもスッキリした気持ちで毎日を楽しく過ごす気持ちを取り戻せました。

2015年は、病気である私の意識を変えることにしました。
慣れなのでしょうか。それともまだ現実を受け入れてないのでしょうか。
私は、病気ではあるけれど、気持ちは病気を忘れることにしました。
病院も転院し、快適な環境、向き合って親身になってくれる先生、立地のよい場所など
環境が変わり、まるで美容皮膚科にでも行くような気分で通院しています。
その他の温熱治療や鍼灸もエステ気分です。
食事も気をつけてますが、お肉も揚げ物も食べたいものを食べるようになって
美味しく頂くことを楽しんでます。
気持ちを変えるだけで、病気のことを忘れて日常を楽しむことの方が
ストレスがない。自分の人生は、自分が主人公なのだから周りに振り回されず
自分が素直に感じて考えたことをすることの大切さに気がつきました。
以前は、理想な女性を演じていたり、良い人に思われたいなどの
気持ちがあり自分の意見を言えないことも多々ありましたが、そんな自分を
変えることができたことが大きかったです。

3年目は、家族と友人に恩返しが出来たらいいなっと思ってます。
そして、少しずつ仕事もできたらなんて考えてます。
家族の健康をなによりも祈り、(旦那ちゃんは激務なので体が心配です)
何もない普通の穏やかな日常がずっと続いていければ幸せです。

色々あった2年間だったけど、ちょっとずつ毎日が良くなっている。
感謝して毎日を過ごして行きたいです。