ホジュンからの要請によって、内医院から医官と医女を山陰に派遣し、民に米を配るように指示を出しました。ホジュンの要請を無視した山陰の役人は、こっぴどく叱責を受けることになります。

 不眠不休でホジュンは治療にあたりますが、ついに自身も疫病に感染してしまいます。薬が尽きてしまい、自身の分の薬もホジュンは患者に与え、治療を続けます。

 その甲斐もあり、ようやく疫病は終息し人々は喜び祭りが開かれ舞い踊り、医官たちはねぎらいを受けている最中も、ホジュンは医院で患者に鍼治療を行っていました。

 そして、ホジュンは鍼治療を行いながらこと切れてその生涯を終えるのです。ホジュンの様子を見に来た、妻のダヒが気づいた時には手遅れでした。

 ホジュンを送り出す葬送の列の描写から、ホジュンの墓へと向かう一人の女性の描写に変わります。そう、イェジンでした。お供に少女を連れ、ホジュンの思い出を語りながら物語は終わります。

 …さて、長い長い物語もようやく終わりました。人はいつかは死ぬ運命とはいえ、やはりホジュンの臨終のシーンは、涙なしにはみられません。

 当初は、ここまでストーリーを細かく紹介するつもりはなかったのですが、試行錯誤しているうちにこのスタイルに落ち着きました。

 自分でも、もうちょっと違う形で、もっと自分の感想や考えを中心の叙述にしたかったのですが、今のやり方も一定の評価をしてくださる方がいるようなので、最後まで続けることになりました。

 ここまで続けて読んでくださった読者の皆さんにお礼を申し上げます。今後は、もうちょっと違う形でまたホジュンについて語りたいという気持ちもありますし、今回と同じような形式で別な韓国ドラマについて述べてみたいという気持ちもあります。

 どうも、ご愛読ありがとうございました。