ヒロインside



び、びっくりしたぁ~!!!

まだドキドキしてる



ソウシ『あ、ごめんね・・・

何か驚かせちゃったかな?』



そう言うと困った様な笑顔をしていた



何だか申し訳ないような気がして




勝手に意識している自分が

モーレツに

恥かしくなった



『あっ、えっと・・・何でもないです!』




そう言うとグラスを一気に傾けた




ソウシ『あぁ・・・!

そんなに一気に飲んじゃダメじゃないか。』




・・・と言われてから思い出す・・・



・・・そうだ。



多分、きっと、お水とか

炭酸レモン水とかじゃない・・・って

思ってたんだったぁ~



それにしても・・・



『おいしい・・・』




思わずそう呟いた




ソウシ『うん・・・?そうでしょう?

甘さは控え目できりっとした飲み口でしょう?』


『はい。炭酸も強すぎなくて

程よくすっきり感があって・・・

とってもおいしいです!』





思わず満面の笑みになるのが

自分でも分かった



ソウシside






最初は・・・


偶然夜中に会えた○○ちゃんと


もう少し一緒に居たい。






そう思っただけ・・・






『・・・だったんだけどなぁ』






多少強引かな?


とは思ったけど・・・






自分の天然キャラを生かした?作戦。




我ながらズルイな・・・と思う






ワインを勧めたのも・・・


隣に座って


近すぎる間合いを取ったのも。










すべて確信犯










『ダメだよ~?


俺だって男なんだから・・・』








○○『もぉ、な~んでぇ~すっかぁ?』




あれから1時間程か・・・


ほぼ一人でボトルを空けてしまった彼女は


すっかり出来上がってしまっていた






ソウシ『くすくす・・・


何でもないよ。』








と、呟いた・・・



ソウシside




すっかり酔いがまわって眠たそうな○○



『○○ちゃん・・・

もう少しだけ俺と一緒にいてくれる?』


○○『ん、ふぅ~・・・はぁ~い・・・』



(ソウシさんっていつも自分の事

・・・俺って言ってたけ?)



『ふふふ・・・もう限界みたいだね。』



○○『ん~・・・もぉ・・・』

(すみません、もう、眠いです・・・

あぁ、もう喋るのもめんどう・・・で、す・・・)




今にも机に額をぶつけそうな程

船を漕いでいる・・・



一応必死に睡魔と闘っているらしい



『ぷっ・・・

かわいいなぁ・・・』



こんな姿を見せられたら

すっかり毒気が抜けてしまうよ





○○(ソウシさんが・・・

何か話しかけていた様だったけど

もう、頭に入って来ない・・・)



≪あたしの思考はこのあたりで途絶えた≫




あ~ぁ寝ちゃったね・・・



『よい、しょっと・・・』



1時間くらいか・・・

1時間ってこんなに短かった?



こんな風に二人になれたのは

初めてだったから

すごく嬉しかった。




だって君はあっと言う間に

船に馴染んで



皆の人気者になってしまったから・・・




ヒロインside


『ソウシさん・・・それは?』


冷えたお水・・・?

あ、レモン水とかかな・・・?



ソウシ『あぁ・・・ごめんね。

冷たくてさっぱりするもの・・・

なんて思ってたらコッチが目に付いちゃってね。

・・・ダメかな?』



『レモン水・・・とかですか?』





ソウシ『えぇ~・・・ふふふ。 まぁ、どうぞ。』 



ソウシさんがグラスにソレを注いでくれた・・・



≪シュワヮ・・・≫



『!?』


炭酸・・・?




ソウシ『キレイだね。』


『あ・・・はい・・・そぉ、ですね。』



グラスの中の泡がランプの明かりで

キラキラ輝いていて




とてもキレイだった。




グラスに見とれていると

いつの間にかもうひとつのグラスにも

それは注がれていた。




ソウシ『はい。それでは・・・乾杯☆』




にっこり笑顔のソウシさんがグラスを合わせてくる・・・




なんか・・・ドキドキするな・・・



そういえば・・・

今更気が付いたけど



いつもソウシさんとは

向かい合って座ってる事が多いけど

今、隣に座ってる・・・



意識しちゃうと・・・何か・・・///





ソウシ『ん?どうしたの?

・・・やっぱり、お水にする?』



そう言って除き込まれた

ソウシさんの顔が

見たことが無いくらいの

距離にあって・・・



思わず飛びのくように離れた。







***夕食時***



それは見事なぬか漬け


≪ナギスペシャル☆≫


が並べられたそうな…

そのお話はまた後日談…かな



*  *  *  *  *


ヒロインside



ふふふ…でも、美味しかったなぁ。

ついつい食べ過ぎちゃったもん。


皆も気に入っくれたみたいで良かった。

また、食べたいな。



…やっぱり、お水飲みに行こ。




ナギさんを起こさない様に…っと

そーっとベッドを出て

・・・静かに部屋をでた。




静かに・・・

波に船が軋む音が響いていた



皆を起こさない様に

静かに廊下を歩いて行く・・・



あれ?

食堂から灯かりが漏れてる・・・



誰か居るのかな?



扉を空けて中を覗いてみると



『あ・・・ソウシさん…』




ソウシさんがキッチンから出てきた所だった。




ソウシ『あれ…?○○ちゃん。どうしたの?』




『ちょっとお水が飲みたくなっちゃって…』




ソウシ『ふふふ、ワタシもだよ。

ぬか漬け食べ過ぎたかな?』




あはは・・

あたしもついつい

食べ過ぎちゃってたみたいで…』




ソウシ『そうだったね、○○ちゃん結構食べてたね。


あ、ちょっと待ってて

お水持って来てあげるから。

座ってて…』



そう言うとキッチンに戻って行った…




『あっ、すみません』


多分聞こえてないよね…

と思いつつ席に座った。




戻って来たソウシさんの手には

何故かお水・・・ではなく



お酒・・・?


ワインボトルらしきビンと

グラスが2つ・・・



ん・・・?