先日お亡くなりになられた
今敏(こん さとし)氏が監督を努めたアニメ映画作品である
『PERFECT BLUE』、『千年女優』、『東京ゴッドファーザーズ』、
『パプリカ』をついこの間鑑賞し終えました。
どれも素晴らしい出来でとても面白かったです。どの作品も実験的かつ前衛的であり、すごく良い刺激になりました。
特に筒井康隆の同名小説が原作である『パプリカ』は作画、脚本、演出、音楽すべてにおいて最高の出来だと思いますが、個人的には一人の女性の一生を劇的に描いた『千年女優』が一番好きです。

私は最近アニメをよく観ます(いわゆる深夜アニメと呼ばれるものも含めたオールジャンルです)。でもアニメを積極的に観るようになったのは、実はここ二年くらいのはなしです。
それ以前は基本的に興味はありませんでしたが、ちょっとしたきっかけで近頃のアニメを観たときに、あまりのクオリティの高さにかなりの衝撃を受けました。というのも、私が知っているようなアニメとはかけ離れたものだったからであるし、それと同時にアニメーションという表現技法が極めて優れた技術であると感じさせられたからです。
それまでは、日本のアニメといえば宮崎駿監督が唯一の頂点だと思っていましたが、それを覆されました。
一部の人のあいだで人気があったのは知っていたのですが、まさかここまで興味深いものだとは予想していなかったわけです。しかし私のような人は案外多いのではないかと思います。
つまりアニメの潜在需要は実は大きいのではないかと考えているのですが、
それに加えて今や日本のテレビ番組で観る価値があるのは精々アニメぐらいしかないと言っても過言ではないと思っています(少し言い過ぎかもしれませんが、そう言われても仕方がないだけの要因をテレビメディアは抱えています)。
必然的にアニメファンの数は増える傾向にあるのではないでしょうか。近所のレンタルビデオ店でも貸出中が目立ちます。
まぁもっとも、それに歯止めをかけようと必死な人たちもいるようですけど・・・
世間一般ではアニメに嫌悪感を抱いている人もいるみたいですが、否定はできないでしょう。私も一時期はそちら側でした。たしかに過度に暴力的な表現や性的な表現を用いたアニメも多いのは事実ですが、それを許容できるか否かの問題だと思います。
しかし強引に規制しようという動きには断固として反対です。これはアニメに限った事ではなく、何でもかんでも規制すればいいというのは頭の悪い考え方であるし、規制したところで潜在的な需要はなくならず、余計にアングラ化して一部のよりコアなマニア層をつくりだすだけに過ぎません。
むしろ一定の需要があるのだから、その事を考慮して市場を拡大する方がよほど懸命なのではないでしょうか。
文化的な多様性を受け入れるのが民主主義の基盤であり、力で抑え付けようとする行為はファシズム以外のなにものでもありません。
自信満々に民主主義を語るファシストほど信用できない者はいませんね。歴史は繰り返すと言いますが、決して繰り返してはならない歴史もあるでしょう。極端な民族主義、権威主義に傾倒した結果として何が起こったのかは小学生でも習う事です。
何故それがわからないのでしょうか、大人は恐いですね。
それはともかく、今敏監督の
御冥福をお祈り致します。
志賀直哉(1883―1971)は宮城県石巻町生まれ。
学習院高等科を経て東京帝国大学文学部中退。
1949(昭和24)年に文化勲章を受賞しており、「白樺派」の作家として有名である。

1910(明治43)年4月、
武者小路実篤・木下利玄・有島武郎らと共に刊行したのが、
文芸や美術を中心とした同人雑誌『白樺』です(同人といってもアノ同人じゃないです。勘違いしないでよねっ!)。
トルストイらの外国文学、セザンヌやロダンといった西洋美術を紹介し、大正文壇の主流となりました。

志賀直哉に関しては、
同じ夏目漱石の門下であった
芥川龍之介でさえ
「志賀さんの文章みたいなのは、書きたくても書けない。どうしたらああいう文章が書けるんでしょうね」と言った程である。
またその問いに対して漱石は
「文章を書こうと思わずに、思うまま書くからああいう風に書けるんだろう。俺もああいうのは書けない」と答えたという。
ここでも言われている様に志賀直哉の特徴は、
現実味のある情景描写に加えて半ば一般読者を無視した(つまり、極力余計な説明を省いた)自由な書き方にあると言われる事が多いようであるが、
あるいはそれは幼少年期から続いた父親との不和から生じたものかもしれない。
思うに、余計な説明を省いた分人物の行動から浮かび上がる風景がより一層鮮明になるのではないだろうか。
以外かもしれないが、
有名な『暗夜行路』は志賀直哉の生涯を通じて唯一の長篇であり作品の大半は短篇である。
他には、文字通り父親との和解が成立した頃に書かれた『和解』がよく知られている。

自分は残念ながら『暗夜行路』、『和解』は未読なのですが、短篇だけでも志賀直哉の魅力を伝えるには十分ではないかと思います。
短篇の良さは、時間をかけずに読める点は勿論ですが、
作者の心情が率直に伝わる点にあると思います。
この点においては正に、短篇という形式が志賀直哉の性格には売って付けだったのではないでしょうか。

ちなみに、個人的に好きな作品はやはり『城の崎にて』と『清兵衛と瓢箪』のツートップですかね(無難ですいません)。

いくつか感想も書こうと思ったのですが、やめておきます。
言葉にするよりも読んで感じてほしいです。
そういう作品が多いと思います。  
          以上です。



自分のブログ読み返してみるとかなり偉そうですね。
ちょっと謝っておきます。
ごめんなさい。
そういうつもりは無いんですが、いかんせん書き慣れていないので難しいですね。
つい口調を強めてしまいます。ただどうしても文章として上手くまとめようとすると、あのような文章になってしまうのはご理解いただきたいです。
なるべくやわらかい表現を使うように努めます。
ちなみに私は専門家でも学者でもありません(目指してはいたのですが・・・)。
なので、単なる一般人の一意見だからあんまり真に受けないでね。でも内容は真面目です。