文章にまとまりがなく読み辛いと思いますが、2011年3月11日の覚書ですのでご了承ください。
昨日は東日本大震災からちょうど1年
数日前から胸が苦しくて痛くて、突然涙が出たり不安な気持ちになって、ブログを書こうと思っても書く事が出来ませんでした。
以前のブログにも書いていますが、いまダーリンは海外へ単身赴任中です。
そんな中起きたあの巨大地震、いま思い出してもあの時の恐怖が蘇ってきます。
携帯も固定電話も繋がらない状況で、地震の30分後にダーリンから電話。
『地震大丈夫?今、テレビで大きな津波の映像が流れてるよ! 人や車が逃げ惑ってる・・』
停電でテレビが見られないのと、この時はまだ大きな余震が次々と起きてたので車のラジオを聞けば良いんだって事に気付いてもいなかったんです。
何が何だかわからず、パニック状態でした。
ダーリンはヨーロッパにいて、向こうは朝の7時過ぎだったのですが、すでに津波の映像や地震の映像が流されていたそうです。
実はうちのダーリンは外国人なんです。
海外にいる両親から電話で『福島の原発が津波でやられて放射能が出て危険だから、パスポートだけ持って今すぐこっちへ避難して来て!』と言われました。
我が家には8匹の中型ワンコがいて、どこかへ行こうにもどうにもなりません。
この子達を置いて一人で逃げるなんて出来ない!
『自分の命と犬の命とどちらが大事なの?』と言われた訳ではありませんが、”無言の一瞬”で解りました。
頼れる親兄弟のいない私にとって、唯一頼れる存在のダーリンは遠い異国の地にいて、一人で暗く寒い夜を過ごした時の不安と恐怖は、もう二度と経験したくないと思った。
こんな事を書いていると、被災者の方々に比べたら・・・と非難を浴びると思います。
これはあの日、まだ何の情報もえられていない状態での私の不安や恐怖を書いているので、東北の惨状を知ってからの事ではありません。
翌日の夜、電気が通じてテレビをつけるとあの光景が・・・一晩中涙が出て止まらなかった。
なぜこんな事が起こるの?どうしてあの人達は死ななければならなかったの?
ビデオに撮られた映像だから過去の事なのに、迫り来る津波に気付かずに歩いている人達に向かって、今でも『早く逃げてー!走ってー!』と声を出してしまう。
また胸が苦しくなってきたので、もうこれ以上書くのはやめます。
被災者の方々や亡くなってしまった方々、いまだ行方が分からない方々、身元がわからないご遺体、大切な家族・友人・仲間を失った方々そして津波で全てを奪われた方々。
地震で家も家族も失わずに済んだのに、原発事故によって帰る事も叶わない方々。
少しでも早く心の傷が癒え、安心して暮らせる日が来る事をお祈りしています。
