マッサージやコンサルタント、引っ越しなどのいわゆる「サービス」には、普通の「商品」とは異なった特性があります。
①無形性、②非均一性、③不可分性、④消滅性、⑤需要変動性、の5つです。
弊所の商標登録サービスも含め、サービス業を提供する側としては、このようなサービスの特性を認識した上で、マーケティングを行う必要があるといえます。
具体的に、各特性の特徴と、その一般的な対策は、以下の通りです。
①無形性:
形がなく、目で見たり、触ったりできない。
(対策)
サービスを可視化して、分かりやすくする。
ホームページに、導入事例などを掲載する。
②非均一性:
誰が、いつ提供するかで、サービスの質が異なってしまう。
(対策)
マニュアルの導入や機械化により、サービスの質にバラつきが生じないようにする。
③不可分性:
提供する人が必ずその場にいなければならない。
(対策)
複数の消費者に対応し得る仕組みを作る。また、サービスを記録・保存する。
④消滅性:
生産と消費が同時に行われ、在庫することができない。
(対策)
セルフサービスや予約システムを導入する。
⑤需要変動性:
季節や時間帯、天候などにより、需要が変動する。
(対策)
閑散期に割引価格を適用して、需要の均一化を図る。
弊所の商標登録サービスに関しても、上記特性に鑑み、色々と改善を図っています。
弊所のお客様や本ブログの読者の方の中には、サービス業を営まれている方もたくさんいらっしゃるかと思います。
ぜひ、上記サービスの特性の観点から、改善点や営業のヒントを見出してみてはいかがでしょうか。