さて、待望のBABYMETALの2ndアルバム『METAL RESISTANCE』が発売となりました。もちろん、私は初回限定盤、THE ONE盤、UK盤と手に入れて、「何枚も(若干収録曲は違うけど)同じアルバム手に入れてんだよ」と心の奥底で冷静な自分からツッコミを入れられながら、iPhoneに落とした音源を会社の行き帰りに聴きながら聴き比べていた訳ですが……私の第一印象は「聴きこまないとわからないなぁ」でした。もちろん、素晴らしい出来ではありますが、1stアルバム以上に混乱したというか、なんというか。
で、聴きこんで漸く理解したのは、前作はメタルとアイドルの新しい可能性を試した実験的でメタルのおもちゃ箱のような意欲作だったのに対し、今作は様々なメタルのサブジャンルをBABYMETALなりに解釈をし、まるでメタルの海を旅をしているような、最終的にあれもこれもBABYMETALという、そんなBABYMETAL流メタルのWonderful Journeyなアルバムに仕上がっているということ。正直、前作に比べ、若干ではあるが好き嫌いが分かれそうだなとも感じます。まあ、私は大好きなアルバムになりましたがw
ただ、ちょっと残念なのは、SUちゃんの魅力である、はっきりとした美しい日本語が曲によっては分かりづらい曲もある、というのが唯一の残念なところだろうか。
さて、それでは一曲ずつレビューを。
1. Road of Resistance
2014年11月にブリクストンアカデミーで初披露。レコーディングにDragon Forceのハーマン・リとサム・トットマンがGt.で参加している。ドラフォのような超高速メロディックスピードメタルにのせ道なき荒野を行くBABYMETALのテーマ曲とも言える曲になっている。初出が2年前近くになるので随分と耳慣れしてしまってやや新鮮味には欠けるが、ライブでは必ずみんなで大合唱したくなるのは間違いない。
2. KARATE
2015年12月に横浜アリーナで初披露。アルバム先行DL配信シングルでもある。この曲に関してのレビューは先のブログにてしているので割愛。しかし、この曲がなぜ先行シングルとなったのかは全曲通して聴いた上で、分かった。この曲には1stからの流れをうまく継承していて、激しい、カワイイ、カッコイイ、なんじゃこりゃ!?が凝縮されていて、一番BABYMETALとして説明するのに分かりやすい曲になっている。私は2ndの中でも好きな曲の一つですw
3. あわだまフィーバー
2014年12月にAPOCRYPHA - Sで初披露。BABYMETALの可愛らしさを凝縮し風船ガムに夢をふくらませる、お菓子の歌シリーズ第二弾。ギミチョコに続き作曲に上田剛士が起用されている。聴いてるだけで楽しくなり、一緒に「おーいえぃ!」といいたくなること間違い無し。
4. ヤバッ!
2015年6月に巨大天下一メタル武道会で初披露。スカとメタルを融合させた意欲作。ここまでは過去ライブで披露してきた楽曲達を繋げてきたので妙な安心感を与えてくれる。「ぴっぽぱっぽぴー」が妙に頭に残る。
5. Amore - 蒼星 -
アルバム新録。アカツキ - 紅月 - と対になるSUちゃんのソロ曲。これもドラフォのようなメロディックスピードメタルに仕上がっていて、RoRよりも更に速いw ただ、アカツキが等身大のSUちゃんを表したような歌だったのに対し、今回は愛という壮大なテーマのためか歌詞が若干伝わりにくいのが残念。アカツキが身を削るような祈りのような素晴らしい歌詞だっただけにもったいない感。が、この歌はメロディーがジェットコースターのように乱高下するので歌うのが恐ろしく難しい。それをこともなげに歌い上げるSUちゃんがシンガーとしてかなり成長しているのは間違いない。
6. META! メタ太郎
アルバム新録。ヴァイキングメタルに水戸黄門のリズムを合せ、架空のヒーロー「メタ太郎」を歌う問題作w 小さな子供もみんなで歌える歌と言うことらしいが……面白いけど、私の脳は完全に処理しきれていないwww ちなみこれを聴きながら何となくスカイリムのテーマを思い出したのは私だけだろうか……
7. シンコペーション
アルバム新録で日本盤のみ収録。日本のヴィジュアル系ロックをモチーフにした作品でどことなくLUNA SEAの「Rosier」とかを思い出す。シンコペーションと言うタイトルに偽りなく、いたるところにシンコペーションが入りまくってキモチイイ。「シュッ」と入るハイハットのところだけで飯は三杯は行けるw このアルバムの中でも1、2を争うほど好きな曲。ライブでは三人がスタンドマイクだけでダンスなしで歌ってるところ観たいかも?とか思ったり。
7. From Dusk Till Dawn
アルバム新録でUK/USA盤のみ収録。ダブステップをベースにしたほぼインストのような作品。正直この音源だけではBABYMETALらしさがないので、これをなぜ海外盤だけに入れたのか、海外の人も戸惑うのでは無いだろうか?とか余計な心配をしたり。シンコペーションとは逆に三人のダンスがどうなるのか観てみたい作品でもある。
8. GJ!
アルバム新録。おねだり大作戦に続くMOA&YUIのBALACK BABYMETALラップメタル第二弾。二人の歌声はかなり進化していて、もう大好きです(盲目的愛)「もっともっとほら!」と聴きたくなるのデス。デス。デス。超絶完璧デス。
9. Sis. Anger
アルバム新録。ブラックメタルにBLACK BABYMETALをまさか掛け合わせるとは思いませんでした。二人の可愛らしい声で「ざっけんじゃねーゾ!オイ!オラ!」なんて言われるとは思いませんでした。もう大好きです(本日二回目)。いや、冗談抜きで、失敗して落ち込んだ時に聴いた時に割りとまじで元気になれそうデス。2曲ともマジでイイ!
10. NO RAIN, NO RAINBOW
2013年6月にLEGEND“1999”で初披露。Xの「ENDLESS RAIN」を思い出すようなSUちゃんのソロメタルバラード。この曲はバラードなナンバーなのでどうしても他と比べると異色な作品なだけにライブでも長いこと封印されてきた。が、今回のアルバムのテーマであるいろいろな「メタルの旅」という中に入れてしまえば整合性が取れると判断したから組み込まれた、と推測する。元々バラードはSUちゃんの得意分野だけにこう言う曲も私は必要だと思うし、素晴らしい曲だと思う。
11. Tales of The Destinies
アルバム新録。変拍子がオンパレードのプログレッシブメタル。リズムが複雑なこともさることながら、歌詞もちょいと変わっているので、私はちょっと置いてきぼりをくってしまったような感覚を何故か覚えた。いろいろ難しくしすぎたのでは?と思う反面、これをライブでどうやるのか楽しみだったりしますw
12. THE ONE
2015年12月に横浜アリーナで初披露。壮大なパワーメタルをベースに海外のファンとの大合唱を意識して海外盤では全編英語詩だ。また、実は11と組曲仕立てになっている。上に書いたようにライブでみんなで合唱することをイメージして作られているためにリフレインが多く、私はちょっとくどいかなーなんて思っちゃったりするんですけど、ライブに行ったら入ったで「らららー」とか歌っちゃうんだろうなw
ということで、前作に比べ、大幅にパワーアップしたBABYMETALがよく表現されていると思うアルバムとなっていますし、大好きなアルバムだなと私は思いますが、個人的には消化しきれいない曲も何曲か有るのは事実。このアルバムの評価はライブで全て披露されてから、ライブ感、神バンドとのフィット感、表現としてのダンス、オーディエンスとの一体感などがどれだけのものになるのかを観てみないことには評価しづらいなぁというのが本音です。なんといってもスタジオ盤だけじゃ理解できないのがBABYMETALなのですから。
みなさんはどう感じましたか?
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