中学生になると、部活で上下関係が厳しかったりしますよね?
私の部も例外ではありませんでした。
ケイも小学校の時にソフトをしていたらしく、一緒にソフトボール部に入ろうと誘われました。
私はヒロのいないソフトなんて……と思ってましたが、断る勇気もなく(本能が囁くからね)笑
結局、先輩もヤンキー揃いで有名だったソフトボール部に入部することになったのです。
入部の時、希望ポジションを聞かれるのですが……、私はどうしてもまたピッチャーをする気にはなれず、『ピッチャー以外』と書きました。
それが幸か不幸か、私はなぜかキャッチャーをする事に……。
ピッチャーはケイでした。
今まで私の球を受けていたヒロのポジションに、今度は私がケイの球を受ける。
なんだか不思議な感じがしました。
こうして部活でもペアを組むことになった私は、益々ケイとの仲を深め(笑)
上下関係に厳しいはずのソフト部では、先輩より優位な立場に付くことになりました。
全部ケイと仲が良いというだけの理由で、私は良い思いをさせてもらったのです。
先輩はケイだけじゃなく私にも媚びを売り。
同級生はおろかヤンキー真っ盛りな先輩まで、私に友達になってと懇願するのです。
それはとても異様な光景でした。
理不尽な理由で後輩イビリをしている先輩が、私にはチヤホヤしてくる。
イビられた同級生は先輩から逃れる為に、必死で私と友達になろうとする。
私の名前が知らない所で一人歩きしていました。
身に覚えのない所で、私の名前が使われてたり……。いつの間にか知らない先輩と付き合っていた事もあります。
私の意思など関係なく、私という人間が作りあげられていき……。
私には手に負えなくなっていきました。
うちの中学校は3つの小学校から集まっています。
中学生になった私は、人生を大きく変える運命の出会いをしました。
それは一人の小さな女の子。
入学式の時から私は気になってました。その娘が気になって気になって仕方ありませんでした。
きっと……、私の第六感がビンビン働いてたんだと思います。
その娘とはクラスも違うし階も違う。
なのになぜか入学して次の日に声をかけられてしまいました。
「アンタがキラ? あたしケイ。ねぇ、仲良くしない?」
断る理由もないし、私も気になってたし……、何よりこの娘には逆らってはいけないと、私の本能が囁きます。
「……いいよ」
「そ、じゃあ今から上の奴シメに行くよ」
そうです……、彼女は筋金入りのヤンキーだったのです。
私の第六感はコレに反応してたようですね、彼女は危険だと(笑)
四姉妹末っ子の彼女。姉妹全員地元じゃ有名なヤンキー家族(笑)
姉妹の七光りもあったけど、その小柄な見た目とは想像もつかない実力で……。
彼女は見事、即座にトップとなりました。
あ、トップというか……いわゆる番長ってヤツです(笑)←古い
彼女と友達になった私は、その後No.2という肩書きをもらう訳ですが……。
実は私、なんもしてません(汗)
半ば強引に連れてかれた裏庭で、呆けてる間に小競り合いが始まり、気付けば小さな女の子が一人立ってたんです。
小さくて凛々しい女の子が、私にはとても恐怖で、とても魅力的でした。
これが彼女との出会い。
ケイとの出会いは、私の中学校生活をとても大きく左右していきました。
つづく――(これからはちょっぴり良い子には見せたくない表現が出てくるかも)
(´Д`)
