ついに幼稚園が決まり私はウキウキだった。
公園やテーマパークなど何処に行っても母や姉から離れず遊ぶような子だった私が、幼稚園に行く事をこんなに喜んでいる。
そんな私の姿を見て母はとても嬉しくてたまらなかったようだ。
遂に入園式当日
あんなにウキウキで楽しみだったあの日はなんだったのかと思うほど、沢山の人集りで帰りたくなり私は終始泣いていた。
周りの目などその時はなにも気にならなかった。
クラスでは知らない子だらけでとても怖くてたまらず入園初日からすでに拒否反応がでていた。
当時の私は何にそんなに恐れていたのかわからないが、担任の先生の顔を見て余計にそう思ったのかもしれない。
担任の名前は今でも忘れず憶えている。
それほど最低最悪な女だった。