こんにちは!
動物看護師のRieです♡
昨日、デンタルガムのお話をしました💡
そのなかで、
硬いモノはおすすめしません!
とお伝えしたのですが、
今日はその理由について
書いていきたいと思います♪
硬いデンタルガムや
牛のヒヅメ、アキレス腱、骨など。
デンタルケア以外でも
ペットのヒマつぶしや
ストレス発散グッズとして
ずっと噛み続けられる硬いモノが
たくさん売られていますね💡
ですが、実は
動物の歯科セミナーに行くと
犬や猫に
ハサミで切れないものは与えない!
と教わります😲!
それは、ペットの歯の構造を
考えると理由がよく分かります!
ヒトの歯(よくモノを噛む奥歯)は
臼のように太くて平べったいので
モノをすりつぶして噛みますが、
犬や猫の歯は、奥歯でも
薄くて尖っている形をしているので
ハサミのようにモノを
切るようにして噛んでいます。
ハサミで、骨のような
硬いモノを切ろうと頑張ってしまうと
刃が欠けたり、刃が削れたり
してしまいますよね✂️💦
硬いモノを噛り続けると
歯でも同じことが起き、
歯が欠けたり、削れたりします💦
ヒトの奥歯でも、硬いモノを噛り続ければ
欠けたり、削れたりするとは思いますが…(笑)
歯が欠けたり、削れたりして
神経の部分が出てしまうと
神経に触れて痛いのはもちろん
(想像しただけでも痛そう😭)
そこからバイ菌が入り込んで
歯の根本→その周りの骨へと
炎症が広がります。
炎症によって、顔が腫れてきたり
出血や膿が出たりしてしまい、
骨からくる痛みも強くなります😭💦
骨まで炎症がいってしまうと、
治療をするのもとても大変です!
欠けた時点で、気付いて
治療をしてあげれれば良いのですが
その時点では、
食べ物を食べるときに
神経に当たらないことが多いので、
(当たらないように食べているのかもしれませんね)
飼い主さんに、分かりやすく
痛がる子は少ないようです⚠️
また、
デンタルガムやおやつ以外にも
硬いボールなどのおもちゃでも
同じように歯が欠けたり、削れたり
することが多いので、注意が必要です💡
絶対に硬いモノを与えてはいけない!
というわけではありませんが、
こういった事故が多発しているため
獣医療では、ペットのために
「防げる事故は防ぎたい」
という考えで、このように指導され
また、飼い主さんにお伝えしています♡
さらに、デンタルガムの効果としては
硬いデンタルガムは
それが当たる部分しか歯垢が取れない
というところで、
柔らかめのデンタルガムよりも
メリットが少なく、リスクが高い
ということが言えますね💮
そんな理由から
硬いデンタルガムなどは(おやつやおもちゃも)
おすすめしていません!♡
メリットとデメリットの大きさを比較して
よりペットにとって安全な選択を
飼い主さんに行っていただきたいですね♡