近所の小さな無料キャンプ場に来た。たまたま他の利用者はなく、貸切状態。先週も先々週も割と賑わっていたから、こりゃラッキー✌️
誰もいないなら、少々音を立てても迷惑にならないかと、家からリコーダーを持ってきた。その昔、子どもが小学校で使っていた、プラスチックの安っぽいリコーダー🪈
でも、これで吹きたかったのは自分が小学生の頃の思い出の曲だ。リコーダー🪈は好きで、一生懸命練習していたし、まあまあ吹ける方だったと自負している。
音楽の授業で、2部合奏のリコーダー曲を教わった。題名は忘れたけれど、2つのパートを合わせるととても綺麗な、哀愁を帯びたメロディになる。これを教わった時、家で披露したら母がとても喜んでくれて、一生懸命一緒に吹く練習をしてくれた。私は2つのパートのどちらも吹けたので、母にメインの方を練習してもらった。
1週間ほどで母もなんとか吹けるようになって、合奏した!和音になった時の感動って、合唱の経験ある人ならきっと理解していただけると思う。案の定母も大喜びだった。それからは時折、あれ、吹こうよ、と母に誘われてソプラノリコーダーを吹いていた。
その懐かしの曲を、今日は1人で吹いた。母は数年前に他界したのでもう一緒に吹くこともない。でも音を聞くと母もきっと聴いていると思える。そこでちょっと考えて、スマホでメインパートを吹いて録音した。少し間違えたり、音を外したりして何度かやり直し…なんとか最後まで吹けたら、その音を再生しながら、サプパートを合わせる。お母さんの演奏は、スマホちゃんだ。
ちょっとスマホちゃんの音は小さいけど、ハーモニーは間違いなく思い出のあの曲だった。これ、なんていう曲なんだろう。Siriに聞いたら知ってるかな?
