3月18日12時
ミュージカルヘタリアFINAL LIVE  ~A World in the Universe~


公演後から、冷めぬうちにとレポを書き、何か思い出す度に書き足して、いつまでも忘れないように。
そしてその勢いだけで、彼等を見ていたいという思いでここに登録し、どうせなら書き残しておこうという訳です。ネタバレ沢山するし拙い文です。



まず。


   初めてヘタミュというものに触れたのは去年の3月、TwitterのTLを見ていて見つけたんじゃなかったかなと思います。誰かがRTした公式アカウントのツイートを見て、そのリンクからYouTubeに上がっていたGWのPVを見て、AmazonでそのDVDを探し、内容と金額を見て、安い、と思いました。
   本編と千秋楽、アドリブ集に舞台裏、座談会まで付いてこの値段は、、、どう考えても安い。即決でした。
   流石のAmazonさんそして黒猫さん、次の日には届き、2.5次元は初めてだったので少々の不安もありながら再生しました。
  素晴らしかった。あまりにもそのまま。推しが動いている、生きている。そして、極東領だった私は突然の供給に死、最後にはぼろぼろ泣いてました。一国のために皆が協力する優しい世界……。雰囲気があまりにも好きで、表情や声で思いが伝わってきて、。「すり切れるまで見てください」の言葉通りに、すり切れるまで見てやろうと思いました。数え切れないほど見ました。一発でヘタミュが大好きになった。
   そのまま次の日メイキングを見て。役者さん達の愛を確認出来てよかった。私の期待していたものと違っていたら、と不安だったのだと思います。軽くやってるのならぶん殴るくらいの気持ちでいたので、とても安心して。それどころか、こんなに素敵な人たちが、こんなに愛を持って演じてくれているのがとても嬉しかった。役者さん達が生き生きとしていて楽しそうで、私まで元気になった。
   座談会でそれぞれをどんな人が演じていたのかが分かって、ああでもあまり変わらないんだな、素敵な人たちだな、彼等が作り上げた舞台だもんな、と。


   何度も何度も、見ました。本編もアドリブもメイキングも座談会も。ブルズの方々こんな所でも活躍してたんだ、この表現はこういう事だったんだ。見る度に新しい発見があり、細かいところまで史実に沿った展開で、毎回新鮮な気持ちでとても面白かった。ティーパックを投げたシーンを見たあとにボストン茶会事件のことを知り、感動しました。いつのまにか、歌を、家族が口ずさめるようになっていました。すっかりヘタミュの虜でした。



    当日幕張に行くまで、本当に当選したのか……?と、何度も何度も画面越しに観た彼らに本当に会えるのかと、信じられないのとわくわくとでいぱいでした。当落発表の日は正直、入試の合否よりも緊張していたと思います。落ちたら立ち直れない……と。大喜びでした。
    前日にようやく履修した1作目で、上田さんの初代隊長へのリスペクトを知り、崚行くんが当時17歳にして座長を務めていたことを知り、りゅーこさんの様子がGWよりもおかしくないか??とか、1作目どいしはイケイケだなあとか、戦場のクリスマスの歌中に隊長が叫ぶシーンでは鳥肌が立ち、胸が痛み、皆の歌がどんどん上手くなっているのに感動し。そして初日に参加した方々の反応を見て、私は明日死ぬんじゃなかろうか、と。なかなか眠れませんでした。




   そして当日。東京で桜が開花、絶好のヘタミュ日和。
   イベントに、そしてライブにも参加するのが初めてでした。会場の空気だけでもう楽しい。物販めっちゃ並んでる〜〜〜〜〜〜とか、ここにフォロワーさんいるんだなとか。開場時間が近づくに連れてだんだんと増えるヘタクラさんらしき人。みんな美人でびっくりした。ヘタクラ美人説は本当だった。この人達みんなオタクとか信じられない。キャストさんのうちわや痛バを持っている人を見てはやばいやばいと悲鳴をあげていました。
   会場内はスモークがすごくてテンションが上がり、遠くて見えないんじゃないかという心配が吹き飛び、こんなに近くていいの???と言い始める始末。開演前からBGMに合わせて振っちゃうペンライト。同じタイミングで皆が手拍子をして笑う様子に感動し、皆が振りを覚えていて、まだ誰も出てきてないのに曲が終わると拍手が起こるヘタクラ。すごい。好き。なんて素敵な空間なんだ。
   そして暗くなり、上がる悲鳴と共に皆様ご起立下さい。モニターの映像がはちゃめちゃにかっこよい。『君と僕の物語』でスタートから飛ばしてくるので私のボルテージがここからずっと最高潮。うぉーおーおおおーおーがかっこよすぎた。始まった瞬間に涙出た。出てきたのがいつも見てた通りの彼等で、私本当に彼等に会いに来たんだとさらに涙が。お前これから3時間あるんだぞ大丈夫かよ。
   アイランドルはいた。背中合わせの相棒感。マイク入ってないんだけどお話してたりしてて聞かせて下さいお願いします。「産業革命」や「USA」のコール、成人男性が裏声で歌う、国名を叫ぶ、何も知らない人からしたらだいぶやばい集団。楽しすぎた。トマトの歌、ピロシキ、嬉しかった。ギラギラした変な衣装着たりサングラスかけたり、いい声のお兄ちゃんで、たまに優しい廣瀬リスが大好きです。学ぷがあまりにもぷーちゃんで感動した。不憫とカッコイイのバランスの良さ。とてもかっこよかった!!!!「大事なことは紙に残しとけ!」。映像出演だったじぇー分。テレビ電話のような掛け合いに感動した。トマト祭りの準備。貴方の演じる親分が大好きです。トマト。どヴぁの結婚式に参列した。ウェディングドレスで新郎をお姫様抱っこしてしまうじゅりんすさんとっっっても可愛かった。めちゃくちゃ好きになった。ひたすらに嫌がり助けを求める廣瀬リスさんごめんね。ピアノと共に登場する貴族。ステージは高いしレーザー凄いしあんな光景は他では見られない。くしゃみと下手に捌ける貴族大好き。消臭力のハモリ。全てがお上品でした。「明日もよろしくお願いします」から始まった貴族エアソロコンサート。おっきーろしのマフラーが、歩くとなびくのが好きです。。春待ちがお客さんを東西に分断したの楽しかった。私は米側だった。ウェーブの横取り。社交ダンス。自由すぎたあいうえお作文。植田ぽんさんのケツバット。ピザのくだりも。肉じゃが誕生の歌最高に可愛かった。「開国」『慕情〜!!』。高くなるステージと乗せてもらえない隊長。ちゅごくさんの「この時間はチケット代に含まれてないある」。聴く度に歌がさらに上手くなっていって、実は最推しは貴方でした。まるかいての「俺は?」『どぃつー!!』に惚れた。「あめいかに任せろ!」って言った貴方は、本当にヒーローだった。『星に願いを』の、光の道が出来たところ、イタちゃんがマイクを外してお客さんの声が直に聞こえるようにしたこと、皆で歌ったけれど、泣いて泣いて声が出せなかったこと、隣の人と手を繋いで、皆でひとつになったこと、真っ暗になった会場に光るペンライトが綺麗だったこと、本当に最後なんだと、思ったこと。どれだけ叫べばこの気持ちが伝わるだろうと、愛が溢れて涙が止まりませんでした。こうして書いている今でも、涙が出ます。
   全員が最後まで、92でした。



   ライブってすごい。会場がひとつになって、まるで、お客さんも一緒に作り上げたかのような。周りの人皆泣いてて、崚行くんが「泣かないで、笑ってさよならしよう」って、でも私卒業式並に泣いてしまいました。笑おうとしたので物凄い顔だったと思います。3時間、本当に短かった。夢のようだった。帰ってから多少の後悔もありました。連れがいたから並べなかったけど、物販行けばよかったなとか、最後だったのだから、お手紙突っ込んでくればよかったなとか、銀テ欲しかったな、とか。でも本当に、本当に、行ってよかった。





   夜公演も行きたかったなあ。私はこれからようやく、ある程度自由が利く年齢になるのに。どうして終わってしまうんだろう。どうして終わらなければならないの。彼等の楽しそうな姿が見られなくなってしまうのがとても寂しい。このライブで、私は彼等のことが、この作品がさらに大好きになって、「人生の一部だ」って、本当にそうで、こんなに沢山の人達に愛されているのに、誰も終わりたくないのに、どうして終わってしまうんだろう。ヘタミュは生きる活力でした。私の人生をどれだけ変えてくれたことか、伝えきれません。ここに書ききれない言葉が沢山あります。ヘタリアを、ヘタミュを、好きでよかったと思えました。心の底から幸せでした。この日々を忘れることはないでしょう。沢山の愛を、何物にも変え難い素晴らしい時間を、一緒に過ごさせてくれてありがとう。続編が出るまでは死んでたまるか。待つのは慣れてるヘタクラです。いつでもまた、世界一愉快な最高の仲間で戻ってきてください。愛しています。