さて、手術当日です。

 

朝いちばん、8時半からの手術でした。

左手に点滴用の針を刺してから(←「ルート確保」というらしい)

手術室に歩いて入りました。

 

調理室や理科室のような雰囲気の場所で、

あまり長居はしたくない所だなあと思いました。

 

手術台には「自分で」上がるように言われました。

←基本的に健康体なので、別にいいんですけれど、

少しびっくりしました。

 

麻酔が始まる前に、

「今日の手術を担当します」ということで、

マスクをした3名の先生が、

手術台に寝ている私の上に、

かがみこむようにしながら、次々と名乗られました。

 

N先生(息子のように若い主治医先生)

K先生(外来のときに一度お会いしたベテランとおぼしき先生)

X先生 (初対面の先生かなあ。名前が覚えられなかった)

の3名です。

 

このとき、

「やっぱりK先生が執刀医で、N先生は助手なのね。あーよかった。」

と思いました。

そのようにはっきりと言われた訳ではないのですが、

N先生の経験年数では、まだメスは握らせてもらえないだろうと思いました。

 

次に麻酔を担当する先生からも自己紹介がありました。

若い先生とベテラン風な先生の2名。

麻酔に関しても、きっと若手を育てる体制になっているのだろうと思いました。

 

そしてすぐに麻酔が効いて眠ってしまいました。

 

名前を呼ばれて目を開けたら、

まだ手術室の中でしたが、

手術は無事に終わったとのことでした。

 

卵巣嚢腫の中にはやはり、

皮膚とか脂肪とか骨とかが入っていたそうです。

 

手術中、のどに人工呼吸の管が入っていたため、

のどがひりひりする感じで、声がかすれていました。

 

病室にすぐに戻りましたが

今日一日はベッド上で絶対安静で、

トイレにも行けませんでした。

 

ただし、静脈血栓症予防のため、

寝返りを打つことはご推奨だそうです。

 

数時間おきぐらいに

看護師さんによるバイタルサインのチェックがあり、

夕方ぐらいから、「出血がありますね…」と言われるようになりました。

 

続く