2011年6月17日、恵比寿。
快晴ではなかったが、雨には降られずに済んだ。

今日はLOST IN TIMEのワンマンライブ。
一緒に来るはずだった彼女は都合が悪く来られなかったのだが、急遽誘った友人が一緒に来てくれた。多謝。

17時30分の開演には30分程早く着いてしまったのでドブの臭いが酷い川沿いで乾杯。
開演ギリギリまで話し込んでしまい、
慌てて会場へ。
着くと、場内は満員。
LOST IN TIMEとゆうバンドは
こんなにも愛されているんだな、と
改めて感じた。

その昔、まだ私が若かった頃、
秩父の山奥で行われたTIGHT祭とゆうイベントに、当時の私はHAWAIIAN6とHOLSTEINを目当てで参加していた。(余談だけれど、この日のHOLSTEINはギタリストの池谷龍人さん(ex.SHACHI・ex.HOLSTEIN・ATATA)が数日前に足を複雑骨折して出演出来ず、代わりにスタッフだった岩田健太さん(ex.SWEEF・ATATA)
がCHANGESを弾いていた。)
そんな中にLOST IN TIMEが居た。
当時はたぶんココロノウタが発売された時期だったのではないだろうか。
その曲が何かの番組でパワープッシュされていて、耳に残っている程度の認識しか無かったバンド。

だから芝生で寝ていたんだ。
炎天下の中で少し疲れてしまって。
真夏の夕暮れ。
楽しそうな皆の声。
遠くに聞こえる蝉の声も。

それらを全て掻き消す程に、強烈な歌声で飛び起きたんだ。

そこには20代前半の青年が全身全霊で歌を唄っている姿があった。
海北大輔さんだった。
勿論、ココロノウタ以外の曲は何も知らない。知らないけれど涙が出る程に素晴らしい楽曲達だった。

正直に言えば、その日は最後に出演したDOLCEが全てを持って行ってしまった。それ程の圧巻のライブ。

だが凄くLOST IN TIMEに惹かれていた私は、働いていたCD屋でキノウノコトを取り寄せて購入に至った。
そして今日までずっと大ファンなのである。


そんな彼らの10周年。
新旧織り交ぜたセットリストで
拳を突き挙げたくなる程の熱気。

列車や手紙、昨日の事。
目を閉じれば今も思い出すんだ。
あの場所にいた、
全ての人が、
あの場所からまた、スタートなんだ。

さぁ、旅を始めよう。









iPhoneからの投稿
果てなく続く長い道。
明日の扉を開ける音。
孤独に怯えた人の群れが、
昨日の後悔を背負い歩く。

何故あの時、
何故あんな事を、
何故、
何故。

ハテナを付ける度に、
思考が果てなくループして、
黒く、淀んだ沼の中に。

まだ見ぬ未来が、
もう来ない過去が、
今とゆう一瞬を境目に。

ほら、
もう全てが過去になる。

未来を創っていくのは過去で、
過去を振り返り有難うを伝えるのは未来だ。
止まってる時間はない。

誰かが言ってた。
どうか、
どうか写真の中で笑っている自分を懐かしんで、あの頃は良かったなんて言わないで下さい。
どうか、
どうか、あの頃よりも素敵な笑顔で、
今を生きていて下さい。


その通りだ。

今は、過去と未来を繋ぐ場所だ。

未来はもう始まっている。

明日を生きよう。
共に。
笑顔で。














先日、下北沢mona recordsで行われた

『MiyuMiyu/supply発売記念ワンマンライブ』に行った。


仕事の後だったのでOPENよりも少し遅れて会場に到着。

先に行って席を確保しておいてくれた彼女に感謝。

STARTまでの時間、ビールを呑んで気分を上げて、お客さんの顔を見渡す。

10年前、ボクが初めてMiyuMiyuのライブに行った時から来ているお客さんも何人か。

『あぁ、愛されてるなぁ』と沁々思った。


18時30分を少し過ぎた辺り、

ライブスタート。

前半は1stの曲を立て続けて。

懐かしい。若かった頃の自分を思い出したりもした。

悲しみダンスやvioletを初めて聴いた時は、

『本当に同じ歳の女の子が作ったの??』と、

恥ずかしながら自分もバンドをやっていたので、その実力の差に愕然とした。


それから10年と少し・・・

今でもやっぱりライブで聴くと(もちろん音源も)

改めて『良い曲だな。』と思わされる。


そんな風にして、ライブに、とゆうかMiyuMiyuの創る、緩い時間を楽しむ。

前半はアコースティックセットも交えて約50分位?だったかな。


休憩時間にビールをもう一杯入れて、後半に備える。


10分程度の休憩を挟んで、後半のスタート。

初めてライブで聴く曲や、新しいCDの曲など、

永い活動期間の賜物でバリエーションに富んでいて凄く良かった。

こーゆうライブをしてくれると、新しいお客さんも昔からのお客さんも楽しいと思う。

まぁ普段はワンマンじゃないから時間に制限があって難しいと思うけど。


結果、本当に素晴らしいワンマンライブだった。

帰りにもちろんCDを購入、G・Voのyukikoと軽く談笑して帰路へ。



帰宅後、直ぐにコンポにCDをセットしてライブを思い返した。

ここからは完璧なシロウトの簡単な感想文。


1曲目・anemoi

この曲はライブで聴いた時の方がテンポが速かったようながする。

そして個人的にはその方がギターのカッティング(?)が際立って良いと思う。

音源とライブの違いを楽しめる曲になりそう。

竹内電気みたいな清涼感のあるPOPだと思う。

ギターソロと後で鳴ってるギターの感じは何故か山下達郎を想起させる。


2曲目・雨粒

この曲、最高です。

イントロのアルペジオが上手く切なさを表現してる。

そこから歌が入り、サビで感情爆発。

EMOいです。この曲。

この曲もライブではもう少しテンポが速かった気がする。

中盤のyukikoのアカペラからの大サビは鳥肌。


3曲目・あじさい

このCDの中で一番、今までリリースした音源の流れを汲んだTHE MiyuMiyuとゆう印象。

アコースティックセットで演っても映えると思う。

曲名からもわかる様に、6月の雨の中をしっとりと聴きたい曲。

CDの中盤に持ってきたのは良い選択だと思う。


4曲目・highlight

メインギターのスペーシーな感じと裏でなってるギターのループ、

ボーカルにかかるエフェクトが夜をイメージさせる。

全然違うんだろうけど、Salyuっぽい感じを受けた。

でも決して真似ではなくて、方法が近いって感じ。


5曲目・supply

アルバムタイトルにもなっている曲。

メインリフ(?)にオルガンを導入したMiyuMiyuとしては新機軸な作品。

暖かいオルガンの音色がオーガニックな雰囲気を出している。

ドノヴァン・フランケンレイターの2ndみたいな空気を感じた。

日本的だけど、後ろで鳴ってる音は古き良きアメリカンミュージックみたいな。

意味わかんねーな。俺。

でもコーラスにゴスペルとか入れたらすっごい良いと思うんだなぁ。


6曲目・sign

この曲はライブで何度か聴いた事があったんだけど、ギターのコード変えた?

まぁ誰に聞いてんだって話ですけども・・・。

そして、全く入ってないんだけどこの曲は何故かピアノが鳴ってる気がするんですよ。

何だろな・・・壮大な感じからの想像だろうな。

最後に持ってくる曲をこの曲にしたのも大正解だと思う。

フェードアウトで終わる感じも上手い。そのまま1曲目に戻り自然とループしてしまう。




と・・・たらたらと書いてしまいましたが、

全然違ったら申し訳御座いません。

シロウトなので勘弁して下さい。




そしてもう一つ思った事。


このCDを聴いて、今までのCDを聴いた時に、妙に納得した。

誤解を恐れずに言えば、今までの作品には彼女達の葛藤が出ていた様に思う。

売れる音、聴きやすい音楽、音楽業界の時代背景、その他色々な事が、

いま一つ突き抜けられない感じを作ってしまっていたんじゃないだろうか。

もちろん本人達はどの作品も、その時のベストを創っていたと思うけど。

ボク個人はその様に思う。


でも、このsupplyとゆうCDを聴いて、

『おいおい、振り切ってんな!』って素直に感じた。


ここから、MiyuMiyuは大きく進んで行くんじゃないだろうか。


もし、この意味不明なレヴューを読んで、少しでもMiyuMiyuに興味を持ってくれた方がいれば、

是非、ライブに行って彼女達の音楽と、彼女達の空気に触れてみて欲しい。




ps.

本人見るかなぁ・・・このレヴュー・・・。照れるなぁ。


あ、それとさ、たぶん何万回も聞かれてると思うけど、

『右手』って曲はブルーハーツの『僕の右手』に対するアンサーソング?


『僕の右手を知りませんかー?』→『アナタの右手を見つけるのは無理です。』

ヤベーな。ヒロト聴いてくれねーかな。


まぁ良いや。




ワンマン成功、本当におめでとう!!!!!!!!

最高のライブとCDでした!!!!!!!!!!!