金銭の価値観をシビアに観察する
先日まで交際していたK氏は
金融関係の知識が豊富で、余剰資金でデイトレード
をしてお小遣いを稼いでいた。そもそも大家であり
不労所得もある人であったが、お金にはシビアで
交通機関も新幹線の方がはるかに便利であるのに
毎回高速バスで会いにきていた。
個人事業主というのは、雇われている側と異なり
税理士に領収書を渡して何かと経費で賄える。
私とのデート費用にかかる食事代も領収書を
お店に要求していた(実質、経費で落とす)
それ以外の施設費用等は私が負担していた。
私は基本的に和食(味噌汁とご飯の定食屋)
を希望していたため、
食費は毎回安上がりだったと思っている。
体質改善の過程にあるため
スイーツもあまり食べない。
一回り年齢差があっても、デート負担金は
総合的に見たら半額負担していることになる。
今思えば、衣類をお店で見ているときに
美的感覚の違いから
「女の人は高いものを身に付けるね」
「自分は30年前の衣類で破損した箇所を母から
補正してもらって今も着用している」
「ミスタードーナツは珈琲のおかわり自由」
「松屋で鰻定食は十分だ」
このように質素倹約している生活感を語られて
いた。確かにモノを大事にする視点は尊敬する。
長期間付き合うとなると、息苦しくならないか?
そういう無意識に私の中で疑問は見えていたのだ。
しかし恋というのは、都合が悪い部分が時として
見えなくなるものである。
恋は盲目なり。