歯科衛生士に聞く彼氏との行方

数年通ってお世話になっている歯科衛生士も
マッチングアプリを通して彼氏と出会い
絶賛恋愛進行中である。偶然にも彼女と
同時期に何の打ち合わせもしていないのに
恋愛が成立していた。マッチングサイトは
互いに公表していないが、彼女は30代で
結婚を前提としたお付き合いなのだ。
相手は2歳年上のガタイがいい男性。
交際した時から彼女はみょうに冷めていて
相手の熱意に根負けしている風だった。
「あんまり好きではないんですよね」
「え?それで付き合えるの?」
「何となくですけど、父に似てて」
 

結婚前のお試し(喧嘩勃発)

交際して3ヶ月は魔の時期と言われる。
私も4回はK氏と衝突していたが彼女も
彼とある問題でもやもやしていた。
匂い問題である。
30代のカップル事情が一般的かどうか
分からないが、彼の悪気のない一言が
彼女の自尊心を傷つけていた。
 
「息が臭うけど副鼻腔炎患ってる?」
私であれば、ズタボロ案件だけど
彼女は違う。あとクセがないから
「以前、副鼻腔炎だったけど」で終了。
 
ところが半年後に仕事帰りの彼女に彼が
「なんか臭うよ」
「汗の匂い?」
 
センシティブな問題をシャーシャーと
言うような男は勘弁してくれ案件だが
彼女はもっと重大なことをやらかして
しまった。元彼の名前を誤って呼んで
しまったのだと言う。無意識に元彼の
優しさを頭に思い浮かべていたのだと。
 
その後は沈黙・・・・・・・・・・・。
結婚するかどうかもう少し考えたい」
 
人間性というのは、ひょっこり滲み出る。
そこを感情で流されず、シビアに見て
許せるかどうかが肝。
結婚生活も同じである。