この数週間は、感情に振り回されてクタクタだ。
人を好きになるエネルギーと同じくらいに
別れを告げるにもエネルギー消耗していた。
しかし事態は思いがけない方向へ動き出している。
約10日間の音信不通状態を経て、私から別れを告
げた。それまで返信パッタリだったLINEが翌朝早
い時間から長文返信で戻ってきた。こんなときの
LINEを見るのはたまらなく怖い。数時間経過して
恐る恐るLINEを開いて長文に目を通した。
私が相手に放ってしまった言葉による不信感と
その分析が綴られていて驚いた。そこには感情論
ではなく、冷静沈着に全貌を見抜かれている文章
が綴られていた。老婆心ながらという始まりから
私に対する叱責を含めた内容が綴られていたのだ。
自分の事というのは案外見えていないことが多い。
近い存在に叱責されると刃向かう自分であった。
見捨てられ不安という一種の愛着障害を抱える私は
人と深い繋がりを自ら避ける傾向にある。近づかれ
ると恐怖を感じるのである。だから私のような人間
は、そもそも恋愛や結婚が向かないと言われている。
育った境遇で著しく心と脳に傷を受けて育った場合
に多く見られる心の防衛反応なのだ。このことを誰
にも知られないように生きてきた。まさか、今回の
恋愛劇場でこの深い自分の心の闇が露わにされると
は思っても見なかった。別れれば解決すると思って
いたからだ。
恋愛における3ヶ月目は何かと問題が浮上するとは
聞いていた。今回、別れたはずの人から人間愛から
始めようと復活劇に至った。思いがけない展開で
正直まだ心が動揺している。何かを構築していく
過程というのは痛みを生じることが多い。この峠
を越えた先に何が見えてくるのだろうか。
自分の未熟さを感じながら、原点に立ち返っている。