今の星組の勢いの凄いこと!

レオン(ちえちゃん)人気の凄さを思い知る7月の東京宝塚劇場は


「ダンサ・セレナータ」とショーの「セレブリティーズ」の二本。


7月21日(土)のお昼、OCMの貸し切り(今は違う呼び方してる?セレ…何とか爆)に行って参りました。


パンフレットの最後、演出家の挨拶が載ってるページの左上。


正塚の白髪頭の小さい写真を見てしみじみ思う…


ああ、もうあと10年は元気で!

同じ話を(ちょっと変えて)何度でも書いてくれ!


そうよ、あたしゃホテルのディナーショーでたまたま真後に座った正塚に振り返って抱きつきたかったくらいのマサツカLOVE!セルフパクリは無問題!


ま、2幕ものならいざ知らず、もともと通常ヅカ芝居は一幕1時間ちょいの舞台なんだから。


話の筋が無いとか、アイテム並べただけだとか、ゴチャゴチャ言うなや!

<や誰も言ってません


そうです、そのアイテムがスキなら堪らない。


マサツカの似非オフブロードウェイ、男の男の美学がダイスキならば、何度見たってイイヨ~!


ラテン系、不幸な生い立ちの、男の友情が、革命の志士で、何故かダンサー!恋は申し訳程度!

<しかも幕開けで歌い上げる切ない主題歌毎回爆


ま、出来ればもっと小さい箱で、バウよりもっと小さい、下北あたりの場末なとこで10人ぐらいの出演者でやったら相当イイよな内容だけどな!<そういう作風、ニール・サイモン好きなんだろな


イイじゃないか。


そんな暗くて、ギュルギュルするシーンの連続に、きっちり45度にタンゴ・キメポーズのレオンが吐く台詞。


「今は何も考えずに…○○○○れ…」


に、全観客が心筋梗塞。

そして、このセリフを言わせたかっただけで多分一幕出来た模様爆


そして最後は突然の全員集合、釣り小屋のシーンがショボイのが残念だがシカタナイし、意味不明なラストが返って印象的。

<私は好意的


煌びやかなダンスシーンの連続はヅカでしか見られない迫力だし、アイテム集合大満足だ。


お嬢様との身分違いの恋で笑わせる真風クンが可愛くてデカくて面白い。

トップのお支え同期?!な十輝いりすちゃんの輝きが半端無く、今回は儲け役をマサツカが振ってくれたと思うと嬉しいな。


で、ねねちゃんは黒塗りにすると綺麗。<白はちょっ…以下自粛


これはもうどうしようもないけれど、個人的にはちえちゃんで、う~んと身長差のあるコンビが正直見てみたかったんだけどな。


レオンは「ブエノスアイレスの風」もやってるんだから、ちょっと違うの書いてやれとは思うけど…


次もタンゴでいいんじゃないかな。<軽く言い切る


ちえちゃんは、リカのエロエロも、ワタルの大者具合も兼ね備えた、やっぱりヅカの優等生だ。



二部のショーは若い稲葉先生の演出で、弾ける勢い、遠くまで迸る!


「セレブリティーズ」<この言葉、スキです爆


粋なロゴもネオンもキッラキラ!

(若干、一部と印象被るが気にしない)


宝石に喩えられた美しい場面が次々に展開して踊る踊る!

芝居ではあんまりお得感無かった紅もこっちじゃ王子様全開~~!


かと思いきや。<やそうだったけど


忘れてたよ!今回、すずみんの「臨時瞬間トップ就任?!同時退団」サヨナラショー公演だったってことを!


(嘘です、が実際それくらい彼女に美味しい場面が連続して出て来ます)


いいよ、いいよ、これくらいしても。

<劇団に大貢献、コー○ンさん、今まで本当にありがとう!


一人で大階段降りしてソロ歌うは、トップより豪華な真っ赤な軍服衣装に白い羽付けて銀橋渡るは、金使い放…爆


この不景気に素晴らし過ぎる。

この調子で千秋楽、サヨナラショー何着る?どうなるんだ!


いや、イイモン見せて貰いました。


そして、すずみん、お疲れ様っ!




私のマツケン初体験、7月4日五反田ゆうぽうと「王様と私」

もちろん、かの有名なリチャード・ロジャーズ作曲のミュージカル。


ユル・ブリンナー主演の映画はモチロン見ています。大好き!

曲が良いんだから、楽しいに決まってる!


今回は夏のファミリーミュージカル、としての全国ツアー公演。

各芸術団体の協賛を得て、チケットも破格の全席3500円!

もちろん高価な分厚いパンフなどの制作もなく、費用を抑えての公演でしたが。


衣装や装置、そしてもちろん芸術性に関しては一切の妥協無し


さっすがマツケン、その背負う空気はコマ劇一ヶ月公演に比べても決して遜色ない(に違いない)迫力の舞台でした!

<唸るわ凄いわ~


パンフに関しては、それを補う薄い小冊子のようなパンフが無料配布されていて、こっちも写真は綺麗で多いし、内容詳しい&初めて見る子供にも分かり易いのが素晴らしく、商業のムダな広告ばかりの高いのよりよっぽどGOOD。


では、ちょっと、配役に添って、感想語ってみますね。


・シャム王 松平健


マツケン、出てくるだけでもう劇場中がハハ~~ッ、なモード。

生のマツケンの迫力、これが体験出来ただけでも3500円の数倍の価値あるよ。

しかもサンバじゃなくて、優雅なソシアル踊ってくれる。<サンバもソシアルか爆


適役の役者が(その役に)合った年齢、熟した良い時期で再演出来る。

マツケンさんの幸せを、観客もまた享受するんだね!


偉大な王の孤独な魂と、時代に叛いて生きられぬ苦悩。

若い世代への希望と羨望までも、その演技に滲ませていて素晴らしい。


劇場に押し寄せるマツケンファンの大奥様方の迫力にも圧倒されたよ!

どう考えても70~80歳は越えてる素敵な奥様が杖ついてすごい早さでトイレ行く!


あぁ先輩方、付いて行きます、宜しくお願いします~。

<死ぬまで元気に劇場通い



・アンナ   紫吹 淳


日本では安奈淳を初め、歴代の元ヅカトップ男役の人気スターが女優になって演じていて、リカちゃん(紫吹淳)で7代目なのだそう。

大きなプレッシャーの中、短いお稽古期間でよくぞここまで!


船がシャムの港に着いた登場シーン「口笛吹いて」

息子とたった二人で不安な旅をしてきたはずなのに、アンナの母として、いや人としての大きさすら感じさせる存在感があるのは凄い。


優雅な英国貴婦人の気高さ、清楚さ、そしてキュートさまでもちゃんと表現されてたよ。

<これぞ妖怪、いつまでも男も女もヤル女!


いや、ヅカきってのトリックスター、紫吹淳の芸の幅。


ちょ、アンタ、先月まで浮気症の光源氏(男の役)だったんじゃ?!←ファンだよ


歌はね、エロい低音なら任せろ!な人なのに、高音ファルセットをマジ頑張った。

(低音の人のファルセットって、切なくて色っぽいな!<欲目マンセー極)


ただ地声とのチェンジポイントに苦労の影が…爆


ま、どんな時でも音程だけは外さないし、曲のラスト、歌い上げるシーンはしっかり歌い上げてて聞かせてくれてて満足。


演技に至ってはもうファン言うことない。


小さな皇子、皇女達に人間としての尊厳を教え、新しい世界を教え、愛を教えるアンナ先生を、スッと綺麗に腰を折るその一瞬で表現して魅せる。


しみじみ、本当に、この人の芝居には「不思議な品」があるんだ。


ヅカ時代にはほぼスーツ着てエロいダンス踊ってて…あとは日本もの爆

時代回り的にベルばらも無かったから、いわゆる「輪っかのドレス」で踊るの初めてだよね!<爆

重いのに、羽のように踊る踊る~~♪


見せ場の「Shall We Dance」マツケンとの長身コンビで踊る綺麗な大きな円を、二階席から見ているのは幸せだった。


余談だけど、リカちゃんがヅカ時代に「リチャード・ロジャーズ生誕100周年」を祝うショーに主演しているのも何かの縁。ファンはそんなトコロにも泣ける。


・タプチム 平田 愛咲 (Wキャストはいだ しょうこ)


悲劇の皇女(隣国からの貢ぎ物として送られてきた娘)タプチムは言わずと知れた本田美奈子の当たり役。

今回は平田愛咲さんと元ヅカの歌のおねいさんのはいだしょうこさんのWキャスト。<ひらがなおおいな


私が見たのは平田さん。

伸びやかな歌唱力は素晴らしいし、何より若いって素晴らし…爆

ぽっちゃり可愛い人なので、悲恋のヒロインとなるとちょいと、な感じはあるけれど、演技力がUPしてくればもっと素晴らしくなる伸びしろを感じたよ。


・ルンタ   藤岡 正明


その悲恋のお相手、隣国から来た従者、若い逞しい若者ルンタは藤岡さん。


一緒に行ったお友達は実は彼のファン。

聞けばあの浅ヤン?だっけ、オーディション番組でケミストリーになれなかった人の中の一人なんだね。


ま、あれはエグザイルの人と同様、「他のトコロで充分にやれる上手い人から外された」ってことだから、歌が上手いのは当たり前だな。<出番は少ないがな!


日本のミュージカル界には本当に実力若手の層が厚い。


・サイモン王 真島 茂樹


あ~マツケンの芝居と言えば、マージー居なくちゃ!

簡易パンフのプロフィール、マージーの代表作にあの「ラ・カージュ・オ・フォール」が一番に挙げられていてわはは。


もちろんこの舞台の振り付けも全編マージ。

シャムの皇子達の劇中劇シーン、民族舞踊の振り付けは素晴らしかった。

<けどちょっと間延びするトコなのでその、あの、ねむ、爆


お面被ってるから、カーテンコールまでお顔が解らないのが惜しいくらい、冴えたダンスに萌です。


橋爪淳さん(いつまでも若いなこの人)のノーブルな英国紳士もゆったり素敵、憧憬とも恋とも付かない淡い想いを交歓するアンナとのシーンが短いけれど今回一番、良いシーンの一つ。


子役ちゃん達はもう言うに及ばず、可愛い万歳!子役の出る芝居は本当~にイイ!

ナニゲに一番最後に泣けるのは、アンナ先生の「船から荷物を下ろして貰っておいで!」のアンナ先生のセリフに、一瞬で表情が輝くルイス(アンナの息子)と第一皇子の幼いながらの友情、信頼関係だったりするんだよね~。


は~全体的には、このコスパの高さと充実した内容で大満足。


これからまだ8月中旬まで全国の初めてミュージカルを見る子供や大人を充分に楽しませてくれることでしょう。



カンゲキしようよ!

カンゲキしようよ!


私ももう一度、どっかで見たいなぁ。

オフ・ブロードウェイで6ヶ月のロングラン公演だった音楽コメディーの再来日。


「生ピアノ2台による演奏をしつつ、爆笑コメディーを繰り広げる極上のエンターテイメント」


って。


私のようなもんの為にあるよな舞台じゃないか!

<そうですピアノオバサンです


オリジナルキャストでの来日は最後ということで、もちろん行って参りました。

※ようつべに上がってる公演宣伝はコチラ です。


ピアノを習ったことのある全ての子供や大人に観て欲しいよなエピソードの数々が堪らない~♪


音楽は「愛と祈り」なのは建前で…


本当は「痛みと苦しみ」から出来ている。


その先にあるものを探して、人は頑張るのね。


ああ、もう子供に教えるって大変、しかも世界中先生の言うことは同じ。


楽典を習ったことのある人が観れば、本当に腹抱えて笑うシーンが連発されてる。

二人でお互いの沢山の先生、教授を演じつつ、瞬時に入れ替わって生徒になって…


音程の質問をしつつ「鍵盤を見ないでっ!」とか。

所謂、いちと~に~と~、の拍子、アフタクトの取り方とか。


アルアルが在り在りすぎて大爆笑!

<知らない人はポカンだろーな


十代のソッチばっか考えてる男の子に


「ショパンはねぇ君、もうこんな気持ちイイことしたことないっ!っていう気持ちで弾きなさい」って。

<官能ですね爆


二人の青年がピアニストとして、人として成長してゆく様を切り取ってテンポ良く見せてくれて。

その間にはもう怒濤のクラシック音楽の演奏が!


誰もが練習するアノ曲この曲。

モーツアルトを弾く時のメトロノームのカチカチ音。


そうです、ピアノ弾きの私達はモーツアルトを聞くと、頭でメトロノームが鳴るんです!

<すご~く違和感なく聞こえたので泣けた!


何年も、何十年も聞いてきた音。


自分の人生の大事な時間の全部を犠牲にして成り立つ芸術。

人間としての成長と挫折。

夢を託しつつ、複雑に嫉妬する親の思い。


なんだかね、子供に音楽やらせてる全ての家庭にありそうな…


で、ラストは名演奏家になるわけじゃなくて…


そう、そこが切ない。


だからこそ、このミュージカルは受けたんだと思う。


ピアノを弾く世界中の人の99%が胸に抱く「切なさ」が。ガツンとラストに表現されてるから。


あと、途中で(ティーンエイジャーの頃)ロックやジャズに目覚めて転向しようとして、ジャズの先生にレッスンを受けるんだけど…


その辺りの「クラシックを弾く人のジャズ」が、もの凄くその微妙さを上手く弾いてるんだよね!


カツカツと弾いちゃう、フリーのフレーズも作られたようなよそよそしさ。

<もちろん先生にこっぴどく指摘されちゃう


そんな、あまりに繊細な演奏、特に下手に弾く所!


圧巻のピアノ演奏だった。

※あんな酷い「マイ・ファニー・バレンタイン」を聞いたことがないよ!


字幕は微妙と思っていたけどそれも杞憂に終わったって良かった。

タイミングも良くて、すんなり世界を楽しめて。

(カウントを、いちに~さんし~とか日本語も入れて爆笑)


早口の所なんて、字幕+演技で想像しちゃうのも面白い。


コンテストでの駈け引きとか、お互いの課題曲、フリー曲を聞き出し、その場で「あ~…ね!」などと鼻歌でサラサラっと歌って、引きつった笑いをするとこなんて、ショパンの何番はコレってすぐ解る人だけの面白さ。


ラストの長い演奏も圧巻だったし。

アンコールで弾いてくれたバッハの連弾曲「羊は安らかに草はむ」とか、もう私もやったよ!みたいなポピュラーな曲ばかり。


もちろん、ビリージョエルの「ピアノマン」とか、「炎のランナー」とか洋楽ファンも楽しめる内容。


いろんな人になって歌って、すぐさまピアノ弾き始めて。


キャストの二人を本当に尊敬する。


昔、中村紘子さんが「ピアニストという蛮族がいる」って本を書いたけど。


まさにこの二人も、オソロシイ蛮族だよね。


こんなに演技と歌の上手いピアニストのいるアメリカって凄。


日本で日本語で早口でやったら、どんなに面白いだろう、って想像しちゃった。


ヅカとかではみんなピアノ習ってるから、ピアニストの役でオケバックにソナタをバーンとワンフレーズでも舞台上で弾ききる役者さんは沢山いるけど…(麻路さきさんとか有名だよね)あと、ゲゲゲの人とか、音大出の女優さんは何人かいるけど…


一般の役者さんで、ピアノマンの人って…林隆三さんくらいしか知らな…爆


誰か、やる人いないかな!