もともと、「ジャズミステイク」という、オリジナル盤のジャズ収集の体験を、ブログでまとめていたのですが、ミスで飛ばしてしまい、ゼロからのスタート。

 

まぁ、もともと、そんなに本腰入れていたわけではないので、これからものらりくらりとやっていきたい。

 

昨日買ったfor quiet lovers

昨日、2022年5月3日にディスクユニオン横浜関内に行ってゲットした、teddy wilsonのfor quiet lovers。

 

写真を撮影してアップするのは面倒なので、気が向いたら載せるということで。

 

オリジナルは、「mgv2029」。

 

まぁ、購入したのも、「中級レコード」だったことからわかるように、価格は4,000円代と控えめ。

 

普通に考えたら、わざわざ、ディスクユニオンのGWセールに並んで買うほどのものでは、決してない。

 

とはいえ、僕ははじめからこれが目当てでこのディスクユニオンの横浜関内のセールに並びました。

 

こういうセール品は、当たり前のことですが、前日にならないと出品リストは公示されません。

 

で、前日に何げなくボーっと、ミドルクラスアイテムリストを眺めていたら、あるじゃないですか。

 

「◆TEDDY WILSON / FOR QUIET LOVERS (MGV2029)」

 

 

 

の文字が。

 

ええ。

 

きっと、こんなの欲しくて並んだ人はいないでしょう。

 

でも、僕は、前日にこの名前を見て、

 

「よし!翌日はディスクユニオン横浜関内に行こう!」

 

と決めました。

 

話はそれて数日前のビルエバンスセールにて・・・

 

実は数日前も、ディスクユニオン横浜関内店のセールで「ビルエバンスセール」に並びました。

 

といっても、ビルエバンスのオリジナル盤、いわゆる「有名どころ」はほとんど持っているので、目当ては別。

 

チェットベイカーの「CHET」がオリジナル盤で出るということで並びました。

 

今、チェットベイカーにかなりはまっているので、欲しくなって。

(こういうの、そうでないときはポンポン出るけど、欲しくなると全然出品されない。それか出品されないから欲しくなるのか・・・)

 

ということで、横浜関内のビルエバンスセールに並んで、おそらくほとんどの人が目当てにしていなかったであろう「CHET」を買いに行きました。

 

順番は「2番目」になって好順位。

 

これならとれるだろうと思っていたのですが、残念ながら壁には飾られておらず。

 

エサ箱をあさってみたらあっさり見つかりました。chet bakerの「CHET」。

 

「ラッキー!」

 

と思ったのもつかの間。値段を見て愕然。

 

「ご、52,000円?!!」

 

はぁ・・・

 

さすがにあきらめて帰りました。

 

家に帰って価格付きリストを見たら売れていたので、買った人がいるんですね。

 

あの価格か・・・

 

 

話は戻ってfor quiet lovers

で、その日のビルエバンスセールでは何も買わずに帰ってガッカリしたのですが・・・
 
ようやく出てきた、
 
「◆TEDDY WILSON / FOR QUIET LOVERS (MGV2029)」
 
繰り返しになりますが、きっと昨日のセールでわざわざそれを買いに来た人はいなかったんじゃないかと思います。
 
でも、僕には、かなり貴重な出品でした。
 
なにせ、このTEDDY WILSONのFOR QUIET LOVERS。
 
ディスクユニオンではあまり重宝されていないのか?
 
全然出品されない・・・
 
あれだけの規模の中古レコード店なので、きっと扱いはあるんだろうけど、たぶん、「レアレコード」扱いされておらず、セールのときに、出品リストに掲載されていないんじゃないかと思う。
 
3年くらいまえに、とあるレコード店の出品で見つけて、見逃して・・・
 
それから3年間。
 
セールやオンラインでの販売があると、ちょくちょく
 
「TEDDY WILSONのFOR QUIET LOVERS」
 
の名前を探すけど、ディスクユニオンでは見当たらない。
 
過去3年間で、TEDDY WILSONのFOR QUIET LOVERSが出品されたのは1回か2回くらいしかなかった。
 
オンラインでやっている、ディスクユニオン以外の通販では、たま~にTEDDY WILSONのFOR QUIET LOVERSは出品されるけど、たいてい1万円以上・・・
 
「1万円以上はちょっとな・・・」
 
と思っているうちにすぐに売り切れてしまう、くせ者のレコード
 
昨日のセールでの順番は、8番目と、悪くはないけど良くもない順番。
 
いざ、開店すると、当然、TEDDY WILSONのFOR QUIET LOVERSなんかは「高額盤」扱いされていないので、エサ箱から探し出すしかない。
 
探せど探せど見つからず。
 
気づけばなぜか、列から押し出されている始末。
 
10分くらいかな?
 
漁っても見つからず、
 
「ダメか・・・」
 
と、隣の人が漁っているレコードを見ていると、ありました!
 
隣の列の最後に、
 
「TEDDY WILSONのFOR QUIET LOVERS」が!
 
しかも、幸運なことに、その隣の人はTEDDY WILSONのFOR QUIET LOVERSを手に取らずスルー。
 
すかさずゲットしました。
 
他にも数枚、手に取ったものの、結局購入したものはTEDDY WILSONのFOR QUIET LOVERSのみ。
 
もともとほしかったものが手に入って、しかもそれが状態、悪くなかったら、もう欲張っちゃダメですよね。
 
といっても2時間くらいそこで居続けて迷ってしまいましたが・・・
 
というのも、TEDDY WILSONのFOR QUIET LOVERS。
 
その日出品されていた盤面の状態は微妙。
 
そこまで悪くはないけど、ちょいちょい、傷が目立つ。
 
うーん、どうしようかな?
 
と2時間近く悩んでしまったわけです。
 
試聴もすごく混んでいてなかなかできなかったので・・・
 
でも、安かったので(4,000円。繰り返しますが、オンラインで見ると1万円以上で販売してすぐになくなる。お店の話しにその話をしたら、『うちは適正価格で扱いますんで。』とのこと。)まぁ、失敗したら失敗したでいいか。
 
ということで購入。
 
話はそれてしまいますが、やっぱりレコードって通販、ダメですね。
 
このTEDDY WILSONのFOR QUIET LOVERSを買う前。数枚ほど、通販で購入したのですが大半は失敗。
 
試聴できないので、あるいは試聴できても、実際に買って盤面を見てみないと状態はわからないわけで。
 
実際に聴いてみたら、聞くに堪えないものばかりでした。
 
オリジナル盤の、少なくとも高額レコードなんかは、通販で買うものじゃないかと。
 
名誉のために、店名は書きませんが、あるお店ではもう、絶対に買いたくないと思いました。
 
そんなこともあったので、失敗したくないという想いが強くあったんですよね。
 

で、家に帰って聴いてみたTEDDY WILSONのFOR QUIET LOVERS

で、家に帰って、改めてじっくりと、TEDDY WILSONのFOR QUIET LOVERS。
 
3年越しに手に入った憧れのミドルクラスのオリジナルレコード。
 

状態について

状態は、あまり気になりませんでした!
 
試聴していたときに、ステレオカートリッジで聴いていた、ノイズは、さすがモノカートリッジ。ほぼほぼ気になりませんでした。
 
ただし、試聴していた時に見落としていた、とある1曲の縦線1本が1曲中まるまるかかってしまい、その曲中はずっと周回ノイズが入ります。
 
まぁ、4,000円で買ったから仕方ない。
 
また、同じような値段で、もっと良い状態のがあったらその時に買い替えを検討しようかな?
 
くらいの許容範囲。
 
そういう意味でも、やっぱり、オリジナル盤レコードは、試聴して盤面見て納得したものを買わないとならないなと改めて思いました。
 
まぁ、とにかく納得したいい買い物ができました。
 

内容について

内容はやっぱりいいですね~。
 
もちろん、ビルエバンスとか、ケニードリューとか、バドパウエルとか、セロニアスモンクみたいに、
 
「すごい演奏!」
 
というわけではありません。
 
軽くスゥイングしているみたいな。
 
それなりに、スタンダードナンバーを見分ける耳は持っているつもりですが、april in paris以外は、何の曲を演奏しているかわからない(笑)
 
でも、それくらいでいいんじゃないかな?と思えるような演奏。
 
ジャズってそんなに肩ひじ張って聴かなくてもいいんじゃない?
 
そう、教えてくれているような演奏。
 
もちろん、例えば「毎日聞きたいか?」と言われるとそうじゃない。
 
だけど、絶対に「こういうジャズも必要だよね。」と思わせる演奏。
 
肩の力を抜いて、何の曲でもいいから、そっとさりげなく場を和ませてよ。
 
リラックスさせてよ。
 
そんなときに聴くには、これ以上なくピッタリな音楽だと思いました。
 
3年越しの願いが、叶ってよかった。
 

こういう買い物が一番いい

ディスクユニオンのセールとか行くと、ほら、なぜか、別に欲しくないものまで欲しくなってしまいますよね。
 
熾烈な競争を勝ち抜いて、ようやく手に取った盤。
 
オリジナルレコードセールに並んだことのある方ならだれもが一度は経験がある、
 
「手放した瞬間」に誰かにとられて、そのまま買われてしまって。
 
あとで家に帰って調べてみたら、
 
「あ、あのレコード、超いい奴だったじゃん!手放さなきゃよかった!後悔・・・」
 
なんていう経験。
 
こういう経験があると、もう同じ後悔をしたくないから多少「欲しくない」レコードでも後悔しないために買ってしまう。
 
そういうことはあると思うのですが、そういうのってなんだか疲れますよね。
 
こういうレコード。
 
まぁ、こういうミドルクラスアイテムだからこそなしえたことかもしれませんが、
 
欲しいもの1枚2枚だけ買って、サッと帰る。
 
レコードセールの買い方って、結局こういうのが一番いいんじゃないかと思ったりした1日でした。