…。
あれ?
へんなの、眠っちゃってるよ。
「石ころの旅(中編)」をアップしなきゃいけないのに…。
しょうがないなあ…。
あ、はじめまして。
僕は室戸岬からへんなのに連れてこられた、3個の石ころのうちの1つ「いしきち」です。
数百年前に雷が落ちたショックで石…いや意思を持つようになったんだよ。
おかげで人間の言葉を理解して話すことができるようになったんだよね。
でも僕の声を聞くことができる人としか話はできないわけで、最初に話をしたのは修行中の空海だったよ。
で二人目が幕末の志士で近江屋で坂本龍馬と共に襲撃された中岡慎太郎だったなあ…。
へんなのには僕の声は聞こえていないみたいだけど、なにかを感じ取ったみたい。
…やっぱりへんなのだね( ´艸`)
ところで石ころだと動けないはずだけど、どうやってキーボード叩いてるんだって?
ふふん!
パソコンの中のCPUに直接アクセスしているんだよ。
同じ石だから、石…いや意思(2回目だよ、オイ!)疎通もバッチリ。
なぜそんなことができるのかっていうと…人間には到底理解できないだろうから説明は省くね。
それでは前回からの続きを話すね。
月の名所の海岸近くの道を通り、「横浪スカイライン」を経由してさらに西に向かったんだ。
曲がりくねった道が多かったから、少し眠ってしまったけど、気がついたときには広い砂浜が広がる海岸線を走っていたよ。
↓ここではたくさんの人たちがサーフィンをしていたよ。
僕は沈んでしまうから、波に「乗った」ことがないんだよね~。
さらにどんどん西へ進むと…。
↓日本最後の清流といわれている四万十川に到着。
初めて「川」を見たんだけど、波がなくて穏やかだね~。
でも「流れ」っていうモノがあって石ころたちは転がされているらしい。
アメリカでは「転がる石」って名前のロックバンドもあるそう…。
僕はじっとしているのも嫌いじゃなんだけどね。
少し話がそれてしまったね。
あれ?
…さっきからネコがこっち見てる。
にゃんきちっていう名前らしいけど、僕の能力に気がついてしまったかなあ…。
…やっぱりこっち見てる。
じっとしてた方がよさそうだね。
今日はここまでにしておくね。
次回はいよいよ目的地に到着するよ~。
…続く。