ムスメの障害者カード【申請】⑥の続きです。

 

去年9月の申請から半年、昨日ついに結果が届きました。療育センターの検査結果や診断書等の書類は幼稚園時代のものだし、最近の書類は殆ど提出していなかったので障害の度合いを表す数値は低いだろうなと考えていましたが…、

 

 

Grad der Behinderung /グラード・デア・ベヒンデルング

 

Grad=程度、度合い

Behinderung=障害

 

日本語では、

 

障害の度合い 80

 

ザックリ説明すると、「程度」「度合い」とはパーセンテージです。最低が20、最高は100で数値が高いほど障害が重度とみなされます。50以上で証明カードが発行され、様々な福祉を受けることができます。また、数値とともに障害の種類も表示されます。

 

いくつかカテゴリーがあり、ムスメの該当カテゴリーは、

 

  • G(Gehbehinderung/ゲーベヒンデルング)右矢印道路交通での移動が困難で介助または付き添いが必要
  • B (Begleitung/ベグライトゥング)右矢印交通機関等を利用する際に必ず付き添いが必要
  • H (Hilflosigkeit /ヒルフロースィヒカイト)右矢印日常生活全般に介助が必要

 

封を開けて80の数字を見た時はほんとにビックリしましたポーン。多分、特別支援学校に在籍、そこからの情報と今月の療育センターでの診断結果が大きく影響したのかなあ。

 

ガーン「80%てほとんどフルやん!」

 

と、手紙を読んだオットーも思わぬ"良好"な結果に驚いてました。2人ともまた異議申し立てをして市と長期戦を考えてました…。期限付きで更新が必要なのですが、今回の高い数値によってムスメが必要な福祉をスムーズに受けやすくなるので嬉しいですニコニコ。身近な例だと、公共交通機関がムスメだけではなくて付き添い1名(=私)も無償になったり、市民プールやテーマパークの入場料が割引になったり。成人したら税金の控除や雇用保障などのメリットがあります。

 

申請方法等は州によって多少違い、申請条件は最低6か月以上の継続的な障害があること。また、いくつかの疾病と障害を併発していても1つずつで評価されるのではなく、どれだけ生活全体に支障があるか総合的に判断されます。結果に不服な場合は異議申し立て可能。

 

下矢印"障害の程度"とは?(ドイツ語)

 

下矢印"障害の程度"をわかりやすく説明した動画(ドイツ語)

 

今日、証明カードが送付されてきました。期待以上の結果で満足してます。

 

最後に、

 

ベルギー、キプロス、エストニア、マルタ、フィンランド、イタリア、ルーマニア、スロベニアの8カ国のパイロット運用ですが、EUの障害者カードにも期待です。

 

下矢印EUディスアビリティ・カード(英語版)

 

それでは