メイド・イン・ジャパンのファンタジーから。

 

【ゴブリンスレイヤー】

 

世界を救うことなく、ただ小鬼(ゴブリン)のみを狩る冒険者、通称『ゴブリンスレイヤー』。独りだった彼は駆出しの女神官と出会い、信頼できる3人の仲間達を見つけてもゴブリンだけを討伐し続ける。悪の王から世界を救う勇者でもないその行為はしかし、人の心を少しずつ動かしていく。

 

 

第一話で思わず、「あれ、(ネットフリックスにはないのに)エロアニメ選んだっけ?」みたいな感じです。美少女賢者とか男勝りな可愛い女戦士がオーガに堕とされる…ってよくある展開。そんな暴力的な描写があるのでレーティングは16歳+、子供向けとは言えないですが、いやいや、とても面白かった。12話だけじゃ物足りない。

 

原作は『ラノベ』だし、『なろう系』かなあと先入観を持って観ていました。でもそうじゃありません、しっかりしたファンタジー作品。しかも昔の古き良きRPGの世界観があって懐かしくなります。私には『ドラクエ2悪霊の神々』が思い出され、勇者(私)の仲間だった「リンダ王女」と「クッキー王子」が恋しくなりました。最初は女神官にイラッイラしますが、そのうち慣れます。きっとね、もうオバサンだからそういう若い子に我慢できないのでしょうねえ。というか、声がまた渋くて格好いいゴブリンスレイヤーはどれほどのイケメンなのか、知りたい!

 

個人的には「槍使い」派。

対ゴブリンチャンピオンの戦闘シーンにラブラブドキッドキドキ

 

作品誕生秘話が面白く、何でもネットの雑談から生まれたそう。それが小説になったとか。映画化もされるそうで、ドイツのネットフリックスでもいつか観れるかなあ。「七つの大罪」もあるし、「進撃」「ベルセルク」の映画もある、銀魂も1シーズンだけど配信されたからきっと来る!

 

この物語は勇者の救世と同時進行の世界の片隅での冒険。ゴブリンスレイヤーは世界を救う強い力はないけど、目の前のゴブリンをただただ倒す。でもそれは全部、大事な人(牛飼い娘)を守るため。それだけでじゅうぶんです。