「メイ。反対が多くて議会と揉めてるんだって。EUと折り合いも悪いって。」
「やだっ!」
「仕方ないじゃない。1人ぼっちになって経済が悪くなったら困るでしょ。」
「やだーっ!」
「ねっ。ちょっと妥協するだけだから……」
「ヤダ~ッ!」
「じゃ、離脱できなくなってもいいのね。」
「やぁだああっー!」
「メイのバカ!もう知らない!」
「うぁああーん、議会とEUのバカァ!うあ~ん、ばかぁ!!」
♪あるこう あるこう ♪ わたしは……元気でなくなっていくイギリス
「メイちゃんが何をしたいのかわからないよ」感で連日報道されています。まあ、ドイツのアンジーちゃんも2021年に引退しちゃうし、お友達のゼーホーファーくんはもうCSU(キリスト教社会同盟)の党首を辞めちゃったし。メイちゃんを対岸の火事で笑ってる余裕はありません。

イギリスのジンジャージャムをREWEというスーパーで買ってみたら美味しい。しょうがの味と甘さがとても合ってます。「アメリカン・サンドイッチ」(という商品名、ただの食パン)に普通に塗って食べているのですが、ひょっとしたら生姜湯にしたらイケるかもしれない。
そして、ふと思う……
離脱が完了すれば、こんなほんの小さな食品も影響を受けるのだろうか?この美味しいジャムを製造する会社で働く人達はこれまでどうりで働いていけるのだろうか?
離脱が国民投票で決定されてから、新聞記事やニュース番組のリポートで「負」が取り上げられてます。例えば、『企業の国外移転(ドイツ語)』、『ドイツへの帰化申請が増加(ドイツ語)』、イギリス国民の月収が減る、ドイツのイギリス国籍の方々の滞在許可が失われてしまう、など。
とくに気になるのは『医薬品の不足(ドイツ語)』。これはリポートでも見ました。月に1度使用しているフランス、だったか、の国から輸入される糖尿病の薬が離脱すれば手に入らなくなるのでは、という心配。記事ではHIV患者で糖尿病である男性の服用する薬がどうなるのか、という心配。しかしながら、離脱の影響はないと政府は患者達の深刻な不安を一蹴しているよう。
ムスメも甲状腺ホルモンのレボチロキシンを毎日飲んでいるので、もし、こんな立場に置かれたり、不足した状態になればと考えると…。簡単にそれはないと言うところが余計に不安にさせているのがわからない。というか、メイちゃんも糖尿病らしいですが、彼女のような政府の上の人達やリッチはいくらでも入手の手段があるから心配ないんでしょうね。
とはいえ、イギリスが離脱しても結局はそれなりにやっていけるんだろうなとは思います。が、今まで以上に良くはならないんじゃないかなあ。