昨日、ドイツ国民であることを証明する『パーソナルアウスヴァイス(身分証明書)』を発行してもらうために市役所に行ってきました。
必要なのは…
- Einbürgerungsurkunde(帰化証明書)
- ドイツ語に翻訳された出生証明書
- パスポート用写真1枚
パスポートも滞在許可証も没収されて何もない。ないから証明書を領事館に発行してもらえない。まあ帰化証明書もあるし、出生が記載された公文書も何枚かあるから何とかしてくれるだろ、みたいに軽く考えてました。電話で尋ねたときもそんな感じだったので。
ムスメを幼稚園のバスに乗せてからすぐタクシーで市役所に。時間は開館時間7時30分ちょうど。でも役所前にはすでに長い列。私のあとからもぞろぞろ用がある市民が来るわ来るわ…。
朝イチにもかかわらず、22人待ち。椅子に座って人間観察すること1時間、やっと私の順番が回ってきました。
まずは帰化証明書を提出。そしてもちろん身分証と出生証明書の提示。何もないと説明したところ、
『写真付きの旧パスポートのコピーがないとあなたが穴茄子(あななす)であることがわかりません。』
とのこと。いや、電話ではそのことはあとで話しあいましょう的なことを言われたんですよ?あなたの同僚が電話で…、ないものは仕方ねえだろ、みたいにねばっても『写真付き証明書がないとあなたが誰なのかわかりませーん』と言われ続け…
『じゃあどうしろと!?没収したのは帰化局なんだからちょっと帰化局に電話してくださいよ!』
と言っても自分でかけて、と面倒くさがりなドイツの役所の返事。
『外国人局か帰化局ならパスポートのコピーがあるからそこでもらってきて。あとスタンプと署名は忘れんな』
って言われて1時間待ったあげく、すぐにしっしっと帰されました。
プリプリ怒りながら数分の場所にある帰化局に。担当女性に経緯を説明し、パスポートと滞在許可証のコピー、プラス帰化局のスタンプと署名をもらいました。
それからとんぼ返りに役所のインフォメーションで順番チケットをまたもらうハメに。チケットの数字に思わず目が飛び出そうに…
56人 待ちですって、奥さん。
20人待ちで1時間かかったのに、3時間はかかる…。私の横に座っていた男性はもっとヒドくて70人+待ち。
でも長い待ち時間だろうと考えていたので水とサンドイッチで準備万端。人間観察をしながら待ちます。
やっぱり、予想外の長い待ち時間に心が折れて帰る人がいるのか、パッパッとディスプレイの番号が変わっていくことが多い。そのせいか、2時間弱で順番が来ました。
違う担当者だったのですが、コピーを提出するとまた『それでも出生証明書はいるんですけど…』なんて言いながら最初の担当者のところへ。
なんか雲行き怪しい雰囲気に心臓がドキドキ。
結局はそれでオーケーになり、あとはすんなーりと身分証明書の発行が許可されました。役所に身分証明書が届くまで2,3週間だそうです。
まあ二度手間になってもお昼前に終わったし、帰化手続きもこれでほんとに終了したし、まあ良しですか…。
それではまた。