昨日、午後6時から帰化セレモニーが催されました。
簡単な流れを言えば、
受付けにて手続き
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『欧州の歌』斉唱
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市長さんのスピーチ
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1人ずつ証書授与
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国歌斉唱
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写真撮影
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ドリンクとプリッツェルで歓談
わずか1時間ぐらいで終了。欧州の歌、あるの知りませんでした…。歌は生ピアノの演奏に合わせてテノール。みんなで歌ったのは国歌だけ。
こんな小さなホールなので市長さんはマイクなし。それはいいのですが、ちいさな子供を連れてきた人がいたのでその子がアウアウ言って正直うるさくて邪魔だった。そうなったら連れてきた家族がちょっと外に出すべきなんですよ。何人だからって言うより、親ならそういうのして当たり前。ムスメはもちろん、義父母がベビシッターしてくれましたよ。
カメルーン、ブラジル、イタリア、私を含めた10数人ほどの人が晴れてドイツ国民になりました。国内の選挙はもちろん、EU加盟国国民として欧州議会議員選挙にも投票でき、シェンゲンでパスポートのコントロールなしにEU加盟国に行き来できる。
↑これが授与された証書。ケースにでも入れられているのかと思えば、紙そのままで薄っぺらい。その場で市長さんがサインして渡し、2人で撮影。
今回撮られた写真は1週間後にタダでもらえます。でもカメラマンは70ぐらいのお婆ちゃんだった。ぶれずに撮られているのだろうか…。
↑ ドイツ基本憲法の冊子ももらいました。
あとはみんなで記念撮影して、プリッツェル片手にドリンクを飲んでおしまい。オットーと私は授与・撮影後、すぐに帰りました。その日、オットーはわざわざ休暇を取ってくれました。朝はネイルに出かけ、昼は近くのチャイニーズレストランのブッフェに夫婦で。夜は帰化のセレモニー。2人とも疲れていたし、ワタシ的にはもらうもの貰ったらそれでよかったのです。
ここで問題なのは、今の私には何の身分証明書もないということ。
受付けで日本のパスポートと滞在許可証カードの両方を没収されました。自動的に日本の国籍を喪失し、身分を証明できるのは保険カードだけなんですけど。
次のステップ、ドイツの身分証明書を発行。ないのは出生証明書。手元にあるのは10年前の戸籍謄本だけ。パスポートがないから出生証明書は発行してもらえないし、困った。日本の領事館に聞いても謄本を公式に翻訳してもらえば、とあまり助けになっていない。
配偶者証明書やらに出生証明書的な生年月日などの事項があるのでそれでイケるかもしれないと考えてます。来週、さっそく行ってきます。だめだって言われてもパスがないんだし、領事館に問い合わせたことを言って、あるもので我慢して作ってくれって頼むしかありません。
とにもかくにも、無事ドイツ国民になることができました。これも自分の努力と一重に家族の協力があったからこそ。
というわけで、ブログのサブタイトルである、
『もうすぐドイツ連邦共和国に帰化します』
から、
『2017年6月、ドイツ連邦共和国に帰化しました』
に変更しました。
それではまた。