夏休み前。『療育幼稚園』を訪問。事務処理をしたのは別館で、実際に園内を見学するのはこの時が初めて。中に入った途端、広くて設備の良さにびっくり。並の幼稚園よりも良く、まるで小規模な屋内遊戯場。

 

大きな滑り台とピョンピョン飛び跳ねられる大きなエアーマットレス。何台ものバギーに小さいけれどボールプールまで。教室は2階があり、8人の子供にはとてもゆったりとしたスペースでお昼寝できる部屋まである。

 

ムスメはすぐその『Spielzone(お遊技場)』が気に入り、帰りたくないと駄々をこねたほど良い反応してくれました。けれどムスメ以上に楽しみだったのは私。

 

  • 送迎バスなので(送)朝7時半(迎)昼午後3時に家の前で待ってればいいだけ
  • 朝食・昼食付きだから弁当がいらない(前の幼稚園は昼食だけでサンドイッチ弁当が持たせていた)

ものすごく楽になります。

 

初日は新入園児歓迎会。と言っても園長さん、保育士さん、セラピストさん達が簡単に自己紹介したあと、輪になって歌いながらみんなで「汽車ポッポ」。そのあと『Bratwurst mit brötchen(パンに挟んだソーセージ)』を各グループの教室で食べて初日終了。

 

まあムスメはいつも通り新しい刺激に興奮し、紹介のときはうろうろして落ち着きなく、汽車ポッポでも最初はやりたがりたくなくてヒヤヒヤしました。でもこういった外のイベントを私も一緒になって楽しめたのは実は初めてだったかもしれません。

 

翌々日からムスメは1人で送迎バスに乗って新しい幼稚園に。『ママも〜っ!』とグズるかなと心配していましたが、すんなり乗って行ってくれました。

 

幼稚園から帰ってくる→オヤツを食べる→好きなDVDを観ているうちにソファーで眠ってしまう→朝まで寝る。

 

これが1週間ほど続きました。大きなイベント事があったあと、感覚過敏のムスメはものすごく疲れるのです。前の幼稚園でも幼稚園から出たらすぐにぐずって地べたに寝転び、抱っこした途端に寝る。重いムスメを抱えて汗かきながら家に帰ってました…。

 

そうして1ヶ月ほどして幼稚園に慣れたころ、新入園児対象に言語聴覚、作業療法、児童心理、理学療法の診断テストが行われました。

 

療育センターと加配保育士はこの時点ですでに終了していました。なぜなら『パトロン』が一緒(社会福祉課)だから費用がダブルから。加配は継続されるものと思い、加配保育士さんもそんな雰囲気だったのでそれを聞かされたときは何か騙されたようで納得いきませんでした。でもまあ、ムスメが療育幼稚園に入れたのも加配のおかげもあるからと文句は言うまい、です。

 

それではまた。