1度めは高校2年。
滋賀では有名なスーパーマーケット『平和堂(へいわどう)』でジーンズを試着したときのこと。ボタンがどうやってもしめられない私はふと鏡を見ました。ジーンズを穿けない自分の姿にとてもショック。
お弁当+高校の購買でジュースと菓子パン、家でも何でも食べて運動はしない。それでとくに何も言われたこともなかく、それまで容姿と体重に真剣に悩んだことはほとんどありません。けれどジーンズが穿けなかった夜、お風呂で自分のお腹のぜい肉を手で掴みながら泣きました。
身長約158cm、体重60kg
『私は太っている』のだと自覚した日です。
そんなとき、母親の職場の知り合いが激ヤセしたのを聞き、1冊のダイエット本をその方からお借りしました。その本のタイトルはすっかり忘れてしまいましたが、読むと『大豆の粉』を水に溶かして飲むダイエット。本にはやり方が細かく書かれていましたが、高校生の私には本に書いてある通りには全部できません。
『大豆の粉』(商品名は忘れました)は高額ではありませんが、決して安くありません。でも私はそれに賭け、親の協力を得てダイエット開始。
- 水で溶かした『大豆の粉』を飲んでから、
- 小皿に盛った料理を食べ、
- 物足りないなら野菜と果物で満腹にする
- お弁当箱はそのままの大きさ、でも半分を野菜にしてあとはご飯とおかず
- 白米は米状のこんにゃくを混ぜてカロリー減
- 毎日風呂で半身浴30分
以上が私がやったことです。
大豆の粉は『我慢して飲んだらそのうち慣れる』マズイ味です。野菜はレタス半個分、丼にいれた茹でたキャベツ、果物はリンゴ1個は食べてました。学校のお弁当でも弁当箱が割と大きめだったのでそんなには空腹を感じ無かったのを記憶してます。
半身浴はちょっと追い焚きしたくなるような感じの熱さの湯で、しばらく浸かっていると汗がでるでる。カロリー消費している感じで、お風呂から上がったあとは気持ちいい気分になれました。
自制心を強く、根気よく続けているうちにやがて制服のスカートがゆるくなっていきます。継続期間は高校3年の卒業間近までの1年ぐらい。その間にー13kg痩せることに成功。
以前と比べてほっそりした私にクラスメートが『どうやって痩せたの!?教えて!』と何度か聞いてきましたが、その子たちは苦労しなくても細かった…。
最高47kgまで痩せたので、あと2、3kgは痩せたいと思って頑張っていました。ですがそれが限界だったようで、体からの警告で生理が止まってしまい、そこでダイエットを終了。終了したときにはスカートががばがばになってました。
友達からもらった飴、ガムはカバンにしまい、スナック菓子をすすめられてもすべて断る。買い食いはしない。水かお茶だけ。修学旅行でも美味しそうな料理を食べるのを控えてあとから後悔。
その努力と犠牲、そしてゆっくりと痩せていったおかげで1度もリバウンドせず、成人してからも常に48〜50kg弱を保てることができていました(体型は別)。
それではまた。