2016年7月中旬。

いよいよ『Zertifikat Deutsch(ドイツ語能力検定)B1』テストの当日。

試験時間は午前8時半〜午後4時までの長時間。

午前は筆記試験、午後は口頭試験。

 

この日のために家族総出してもらいました。

オットーにムスメを幼稚園に送ってもらい、それから出勤。

私も2人が出かけてすぐにバスでカルチャーセンターへ。

午後には義父母がムスメを幼稚園へお迎えに。

 

30分ほど前にカルチャーセンターへ到着したのですが、試験がある教室の前にはもう10人くらい待っていました。1人で待っている人もいれば、ノートを開けながらお喋りしている人たちがいる。私はすぐ近くにいたフィリピン人の女性と待ち時間だけ少しお話を。

 

それから少しすると、教室の中から試験官の男性と秘書さんが出てきました。名前を呼ばれた人から教室の中へ入っていき、最後のほうだった私はいちばん前の席でした。

マークシートの解答用紙がついた問題用紙を渡され、説明を受けてから名前等を解答用紙に記入。

 

午前の筆記試験が開始。

 

  • 問題用紙のいくつかの新聞広告の記事の内容と一致しているものを選択
  • 長文を読んで、適当な解答を選択
  • 友人からきたメールの内容の穴埋め問題
  • 友人からのメールを読んで返事を書く

 

そして筆記試験が終わると休憩なしですぐに聞き取り試験。

 

  • ラジオ番組で、ある病院でのアニマルセラピーについてラジオの司会者とその病院関係者がトークするシチュエーション。2回読み上げられるのですが、聞きながら問題にこたえていかなければなりません。

 

あっという間に聞き取り試験も終わり、午後1時まで休憩。その間に私はマクドで1人、昼ごはん。『ぼっちご飯』が嫌なんじゃなくって、午後からの口頭試験のことで頭がいっぱいでハンバーガーだけで満腹。気が気じゃないのでさっさとマクドを出て、カルチャーセンターに戻りました。

ちなみに基本的に私は『ぼっちご飯』大好きです。集まって食べてる=友達がいる、1人で食べてる=友達いない、なんて考えるのはアホらしい。

 

さて口頭試験の待合室に行くと、たくさんの人。B1だけではなく、その日は1つレベル上の『B2』の試験があったようです。喉も乾いていないのに緊張してペットボトルの水を飲み続けていたら……ついに私のお時間が。

 

  • 20分間、与えられた課題(テーマ)を考える時間があり、書いたメモは試験中に使用可
  • 2人1組になっていくつかの種類の『会話』をする(自己紹介、それぞれ渡されたテーマを相手に説明、2人でパーティーなどの計画を立てる)

 

私のパートナーは、筆記試験のときに横に座っていたパキスタン人の女性でした。

彼女、自己紹介から喋るわ喋る。,(カンマ)と.(ピリオド)がなく、こっちの話は聞かない。話を聞いて、質問する機会をまったく与えない。

今から思えば『Könnten Sie bitte langsamer sprechen?(もっとゆっくり話してくれませんか?)』と言うべきだった。いや、あまりにもだったので『Halt die Klappe!(黙れよ!)』と言えば良かったと思います(不合格になります)。

 

その時はもうアップアップでそんな言葉は頭から完全に吹っ飛んでいました。彼女の弾丸のような一方的な喋りにただ私は『そうですね』『そうしましょう』しか言えなかった…。

あげく試験官から『あなたのテーマである◯◯についてお話してくれてませんね』と指摘されてしまい、慌てて◯◯について説明する始末。まごつく私を見ながらマークシート用紙に採点していた女性試験官と男性試験官のにこやかな顔が忘れられない…。

 

と、そんな調子であっという間の10分ぐらいの口頭試験が終了。

 

すべての試験が終わった時刻はまだ午後2時を過ぎたところで、義父母がちょうどムスメを幼稚園までお迎えにいっている時間でした。

 

それではまた。